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No.850 Europe 2010 6日目 ドイツ (フュッセン)

2010年5月8日(土) 曇りときどき雨

■ 場所: Italy Monza (モンツァ)、Liechtenstein (リヒテンシュタイン公国)、Germany Füssen (フュッセン)
■ 移動: レンタカー(イタリア - スイス - リヒテンシュタイン - オーストリア - ドイツ)
■ 宿泊: Altstadthotel Zum Hechten (アルトスタトホテル・ズム・ヘシュテン)@フュッセン ★★★★ 106.00 EUR (ダブルルーム、朝食つき)

※英語および日本語サイトでは「Altstadt-Hotel Zum Hechten」と表記されていることもあり。

本日のイベント
・フェラーリの聖地モンツァ
・スイスの雪山アルプス越え
・世界で6番目に小さい国リヒテンシュタイン
・ドイツのロマンチック街道の終点フュッセン

リヒテンシュタイン公国は、スイスとオーストリアに囲まれた世界で6番目に小さい内陸国。南北に25km、東西に6km、面積160km²と狭く、日本の小豆島とほぼ同じ。(でもモナコ公国はたった1.95km²。)スイスとの結びつきが非常に強い国でスイスとの間にパスポートコントロールなどはなく、住民や旅行者は自由に行き来できる。君主制国家で、リヒテンシュタイン家の当主が公爵として統治している。モナコ同様、タックスヘイブンとして知られる。


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7:00
起床。今日は大移動日。

8:00
ホテル Agriturismo Casa Ressia で2度目の朝食ビュッフェ。旅行用に調べていってたピエモンテ名産食べ物リストをアレッサンドロが前日に覗き込み、「これなら明日の朝作ってあげるよ」と作ってくれたのがこの Baci di Dama バチ・ディ・ダマというクッキー。アレッサンドロ優しい。(昨日も買い食いしたんだけどね、えへ。)ヘーゼルナッツ風味のチョコレートが挟まれていて、このヘーゼルナッツもそこの畑で取れた自家製。昨日の絶品焼き菓子タルト2種もたらふく食べてホテルを出発。お世話になりました。

Agriturismo Casa Ressia


9:00
アルバ出発。ミラノ経由で北上し、フェラーリの聖地、イタリアのF1サーキットがあるモンツァを目指す。F1好きの夫セレクション。

Outside of Milano


11:00
モンツァ到着。アルバからは2時間。サーキット Autodromo di Monza に向かうけれど、なんだか混雑、交通規制までしている。どうやらバイクレースのイベントをやっているようで、残念ながら中には入れず。車からシンボルのオブジェだけ撮影。残念だったね。

Autodromo Nazionale Monza


12:30
モンツァ出発。途中、イタリアで3番目に大きくヨーロッパ有数のリゾート地であるコモ湖 Lago di Como の横を通るけど、よく見えず。今回の旅行でイタリアのピザをまだ食べておらず、せめてどこかのサービスエリアでと思ったけれどいいところがなく、結局イタリアを出てスイスに入国してしまう。。残念。

13:15
スイス入国。スイスでは入国時に vignette という高速通行料金を払わなければいけない。

Italian-Swiss Border

ステッカーを貼っていない車は脇に誘導され、通行料30ユーロ(高!)もしくは40スイスフランを払うと vignette ステッカーをもらえる。確か1年間有効。この通行料前払いのおかげでスイスの高速道路には料金所がない。便利といえば便利。スイスのサービスエリアで軽くランチ。スイスはイタリアやフランスと違って、ものすごくスピードを守る。警察が厳しいのかも。

Swiss Vignette


徐々に山道を登り、標高が上がり始め、

Switzerland

次々とアルプスの雪山が出現、

Switzerland

しばらく走った高台のビューポイントはすっかり雪景色。

Switzerland

Switzerland Switzerland


16:00
アルプスを越え、2時間半ほどスイスを北上し、小国リヒテンシュタインに入国。雰囲気はスイスにそっくり。お土産もスイスのものがいっぱい。インフォメーションセンター Liechtenstein Center ではパスポートに記念スタンプを押してもらえる。(というか、このスタンプを押してもらうために立ち寄った。)1人2ユーロ。リヒテンシュタインは切手が有名らしく、なんとなく切手も購入。

Liechtenstein

Liechtenstein Passport Stamp


16:40
リヒテンシュタイン出発。滞在時間40分。。

17:00
一旦スイス領に戻り、オーストリアに入国。国境には無人ゲート。

Swiss-Austrian Border

道路上のマーク。右は「CH (スイス)」行きレーン、真ん中は「D (ドイツ)」行きレーン。スイスの略語が「CH」なのはラテン語名の頭字語、ドイツが「D」なのはドイツ語で Deutschland (ドイチュラント)だから。慣れないと難しい。

Austria


17:20
ドイツ入国。同じく、高速で無人ゲートを通過しただけ。(オーストラリアでもスイスと同じ高速料金 vignette が必要と聞いていたのにどこでも徴収されず。国境、無人だったし。)

Austrian-German Border

ドイツの高速道路アウトバーンには、速度無制限の区間がある。現在、高速全体の約50%が速度無制限区間らしい。恐ろしい。私たちが走ったアウトバーンは最初に「130km/h」と制限が書いてあったけど、ほとんどみんな守っていない。最高160km/h (100mile/h)で走る夫を余裕で抜かしていく。恐ろしい。でも、さすがに道路はきれいで走りやすい。カーブも緩く作ってあり、雨が降ってもすぐに乾く。

途中でガソリンを入れる。ヨーロッパはまだまだディーゼル車が多い。今回のレンタカーもディーゼル。

Diesel

今日の宿泊先フュッセンを目指す。ホテルのダイレクションとGPS(カーナビ)が示す道順が違って、フュッセンの街中で迷走。ナビ出来ず焦る私とイラつく夫。長旅の疲れも溜まりつつあり、久々に険悪ムード。


19:00
なんとかホテル Altstadthotel Zum Hechten (アルトスタトホテル・ズム・ヘシュテン)到着。フュッセンの中心地のすぐ近く。外観はドイツっぽい山のコテージ風。

Füssen

ドイツのロマンチック街道の終着点フュッセンは石畳の町。可愛いお土産屋さんやレストランが並ぶ。時間が遅くてどこも閉店後だったのが残念。

Füssen Füssen


19:30
お腹も空いて、ホテル併設のレストランが結構ちゃんとした地元料理を出しそうな感じだったので、夕食はここに決定。なんといってもまずはドイツビール。軽くて飲み易いヘレス Helles や小麦ビールのヘフェヴァイツェン Hefeweizen など。くー、うまい。連日ワイン三昧だったので、久々の、そしてお疲れ後のビールは格別。料理は、ドイツも今が旬真っ只中のホワイトアスパラガス、ソーセージ&ザワークラウト、ここバイエルン地方の名物料理シュヴァイネブラーテン Schweinebraten (ローストポークに濃厚ソース、キノコバージョン)。どのお皿にもジャガイモやほうとうのようなドイツ風パスタがどっさり。白アスパラは美味だったけど、実はフランスのニースで食べた白アスパラのほうが美味しかった。私、今回の旅行で豚肉に目覚めたかも。イタリアでも大好きだったし。でもなんといってもやっぱりビール。

Füssen Füssen
Füssen

そして、食後に広場の角で食べたアイスクリームにノックアウト。よく見るとアイスじゃなくてイタリアンジェラート専門店。ヘーゼルナッツ味は今まで食べた中でベスト。バニラも美味しい。ああ、幸せ。明日も食べたい。

Füssen



移動10時間、8時間近いロングドライブ、本当にお疲れ様。ドイツ1日目終了。
by shina_pooh_at_sfo | 2010-05-26 03:01 | ヨーロッパ 2010


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