カテゴリ:ワイン&ワイナリー( 80 )

No.633 バレンタインはあいのりラブワゴン@Napa

今年のバレンタインはナパへ。月に一度ワイン会を開いてくれる Nori くん企画のもと、総勢10名でバスを借りてのナパツアー。みんなワインが好きなメンバーだし、レアなワインに詳しいNoriくんの企画だけに、普段自分たちだけでは行かないようなワイナリーのセレクションに期待も高まるってもんです。

キーワードは「山系」。Nori くんはナパの「山系」ワインが大好き。ナパの山系というと、Spring Mountain (スプリング・マウンテン)、Howell Mountain (ハウエル・マウンテン)、Diamond Mountain (ダイアモンド・マウンテン)、Mount Veeder (マウント・ヴィーダー)といった、ナパの中でも少し標高の高い地域で造られる、パワフルで酸味があり長期熟成が望めるワインたち。楽しみ♪



■ Ladera Vineyards (ラデラ・ヴィンヤーズ)

一軒目はハウエルマウンテンにある Ladera Vineyards (ラデラ・ヴィンヤーズ)。スペイン語で「山の斜面」を意味する「ラデラ」は、その名の通り、標高の高い山の斜面にある。天気が悪く霧に包まれていたのが、逆に神秘的で重厚な雰囲気を醸し出す。

Ladera Vineyards

実はラデラの前身は、Chateau Woltner (シャトー・ウォルトナー)というなかなかすごいワイナリー。集英社コミック 『ソムリエ』 8巻にも登場する。
ウォルトナーはフランス・ボルドーを代表するラ・ミッション・オーブリオンを所有していた一族。ナパに魅せられたウォルトナー氏は、ラ・ミッション・オーブリオンをボルドー格付け第一級である Chateau Haut-Brion (シャトー・オー・ブリオン)に売却し、1985年にナパにシャトー・ウォルトナーを設立。ボルドーがカベルネ・ソーヴィニヨンを主体とする赤ワインの生産者であったことや、ハウエル・マウンテンが歴史的な高品質のカベルネ・ソーヴィニヨンの栽培地であることにも関わらず、シャトー・ウォルトナーでは白ワインであるシャルドネしか造られていない。素晴らしいシャルドネをナパの地で造り出すこととなるが、90年代のフィロキセラ(ブドウの木を枯らしてしまう害虫)が原因で当地から消えることとなる。

そのシャトー・ウォルトナーを Pat & Anne Stotesbery 夫妻が購入し、現在のラデラ・ヴィンヤーズとなる。


ワイナリーのツアー&テイスティングは1日3回完全予約制。出迎えてくれたのは上品で優しそうな、上記のオーナー Anne Stotesbery さん。まずは畑を、その後ワイン醸造庫を案内しながらラデラについての説明が続く。そしていよいよテイスティング。

Ladera Vineyards


今回テイスティングしたのは以下の5種類。

・2007 Howell Mountain Sauvignon Blanc ($25)
・2006 Pillow Road Pinot Noir Russian River ($47)
・2005 Howell Mountain Merlot ($50) GOOD!
・2005 Howell Mountain Cabernet Sauvignon ($70) GOOD!
・2004 Lone Canyon Vineyard Cabernet Sauvignon ($65) GOOD!

山系だけに期待はやはりカベルネ。Howell Mountain と Mount Veeder にある Lone Canyon Vineyard の2種類。Howell Mountain はシダーの香り、深くてタンニンもあり、かつシルキー。一方、Lone Canyon はブラックカラントの果実味豊か、鮮やかさとタンニンが印象的。私は Howell Mountain、夫は Lone Canyon が好みだった。ヴィンテージが違うから純粋には比べられないけど。いや、ともかくどちらもとても美味しい。メルローも深みのあるメルローでよかった。

Ladera Vineyards


ツアー&テイスティング料が1人25ドル。ワインを買えばワイン代から差し引いてくれるシステム。なんと夫と2人分あわせて(つまり50ドル)差し引いてくれる!というので、それは買わなきゃ損でしょ、ってことで、2005 Howell Mountain Cabernet Sauvignon をお買い上げ。こんな素晴らしいワインが20ドル!(と思うのは勘違いなんだけど。)何より対応してくれた Anne さんが本当に上品で丁寧な方で、気持ちのいいスタート。





■ Spring Mountain Vineyard (スプリング・マウンテン・ヴィンヤード)

2件目は、ワイナリーの名前からもわかるようにスプリングマウンテンの代表格 Spring Mountain Vineyard (スプリング・マウンテン・ヴィンヤード)。ビクトリア調の美しい建物とツアーに定評があるワイナリー。外からは「Spring Mountain」のステンドグラス、室内にもピンク基調の「CABERNET SAUVIGNON」と描かれたステンドグラスが栄える。

Spring Mountain Vineyard


ここも完全予約制。ちょっと早めに着いたので待ってる間に見つけたラボ。そう、糖度を測ったり酸味を測ったり、ワイン造りも科学なのだ。

Spring Mountain Vineyard


最初に庭園を案内してもらう。オーナーがブルジョアらしく、広大な敷地の中の庭園には様々な植物と野菜と果物がいーっぱい。オーナーの個人邸宅も100年以上前から変わらぬ豪邸。楽しい散策の後はワイン蔵へ。

Spring Mountain Vineyard


テイスティングは5種類。

・2006 Estate Sauvignon Blanc ($35)
・2006 Pinot Noir ($55)
・2005 Syrah ($55)
・2004 Estate Cabernet Sauvignon ($55)
・2004 Elivette ($100) GOOD!

ここもやはり楽しみはカベルネ。並カベルネはシルキーで悪くない。よくある上品系なナパのカベルネ。Elivette はこのワイナリーのフラッグシップ(一番いいワイン)。1999年までは Cabernet Reserve と呼ばれており、2000年から Elivette と命名。Cabernet Sauvignon ベースで Petit Verdot、Merlot、Cabernet Franc などがブレンドされたボルドースタイルの赤ワイン。複雑で上品、でもまだちょっと若いかな。初めての Spring Mountai Vineyard ワインも Nori くんに飲ませてもらった 1999 Reserve Cabernet。それが本当に美味しかったので、この Elivette も寝かせてみたい期待膨らむ。

Spring Mountain Vineyard

ここもツアー&テイスティング料が1人25ドル。ワインを買えばワイン代から差し引いてくれるシステム。ここでも夫と2人分あわせて(つまり50ドル)差し引いてくれるということで、2004 Cabernet Sauvignon を購入。ワイン代5ドル♪(だから勘違いだってば。)対応してくれたお兄さんも感じのいい人で、ここも大満足。





■ Del Dotto Vineyards (デル・ドット・ヴィンヤーズ)

最後はナパのワイナリー大通り29号線沿いにある Del Dotto Vineyards (デル・ドット・ヴィンヤーズ)。どこの宮殿?オーパス・ワン?みたいなゴージャスなワイナリー。

Del Dotto Vineyards


中に入ってもびっくり。館内にはイタリアのテノール歌手アンドレア・ボチェッリ(Andrea Bocelli)のオペラが "ぉあ~ぁぁ!!!!" と響き渡る、、、

Del Dotto Vineyards


Nori くんセレクションとあって、ここも只者ではないワイナリー。ワインメーカーの Nils Venge (ニルス・ヴェンジ)氏は、世界のワイン事情においてワイナリーを生かすも殺すも袖降りひとつのロバート・パーカー氏が、カリフォルニアワイン初の満点100ポイントをつけたカリスマ醸造家なんだそう!

しばらくカウンターで待っていたのに忙しくて誰も対応してくれず。待ちかねた Nori くんが苦情を言いに行くと、個別テーブルに通される。そこでは、ワインのほかにチーズ3種&チョコレート&パン&オリーブオイルの盛り合わせが勢ぞろい。しかも Nori くんがお兄さんを調子に乗せたおかげで、リストにないワインまでどんどん飲ませてくれて!(Nori くん口車が上手すぎ。。)本当は5種類くらいのはずが、最終的に9種類も。

Del Dotto Vineyards


久々に美味しいカリフォルニアのソーヴィニヨン・ブラン(白)に始まり、イタリアのトスカーナブレンド(Cabernet Sauvignon + Sangiovese)からジンファンデルのポートワインまで、多種多様な面白いセレクションながら全体的に美味しくてびっくり。やるなぁ。バレンタインデーに向けてなのか、ボトルをチョコレートに浸したチョコボトルも販売。チョコを食べた後にワインも楽しめる具合。彼女をおいて参加してたRクンが彼女へのお土産用に購入。優しいぞ。

・2007 Sauvignon Blanc ($35) GOOD!
・2005 Cave Blent ($49)
・2006 Giovanni's Tuscan Reserve ($75) GOOD!
・2006 Pinot Noir ($75)
・2006 Napa Valley Sangiovese ($49)
・2005 Napa Valley Cabernet Sauvignon ($65)
・2005 Caves Merlot ($39)
・2006 Napa Valley Cabernet Franc ($65)
・Port Wine Zinfandel ($75)

ここはテイスティング料1人35ドル。ワインを買っても差し引きなし。でもこれだけ飲めれば文句なし。




今回はバスを借り切ってのツアーだったからみんなへべれけに酔っ払い、帰りの車は爆睡。私はワインに詳しいMさんとフランスワインの話なぞに花を咲かせ。どれも個性的なワイナリーでとても楽しいワイナリーツアーだった。企画から予約、車手配まで、Nori くんに大感謝!また誘ってね☆

Ladera Vineyards
http://www.laderavineyards.com/
Spring Mountain Vineyard
http://www.springmountainvineyard.com/
Del Dotto Vineyards
http://www.deldottovineyards.com/





追記:
2月のこの時期、ナパはマスタードの花が満開。Mustard Festival というお祭りがあるほど。なんでも、マスタードはこの後土と共に耕され、ブドウに十分な栄養を与える役目を果たすのだとか。ちゃんと役割があるんですね。

Del Dotto Vineyards
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by shina_pooh_at_sfo | 2009-02-20 07:43 | ワイン&ワイナリー

No.617 オバマ就任式ランチで選ばれた栄えあるカリフォルニアワインたち

米国オバマ大統領の就任式昼食会(Inaugural Luncheon)で出されたワインは、アメリカ大統領だけにすべてカリフォルニアワインが選ばれたと聞いてなるほどと嬉しくなる。


1品目:
2007 Duckhorn Vineyards Napa Valley Sauvignon Blanc
(wint Seafood Stew シーフード・シチュー)
Duckhorn はカリフォルニアのナパを代表するソーヴィニヨン・ブランのひとつ。樽発酵させたきりっとした中にもリッチな味わい。2005、2006 と飲んでいて、2007 は見送ろうと思っていたけれど、この話題を聞くとやっぱり飲んでおこうかと思ってしまう。
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2品目:
2005 Goldeneye Anderson Valley Pinot Noir
(with Brace of American Birds (pheasant and duck) Sour Cherry Chutney and Molasses Sweet Potatoes
 鴨肉とキジ肉、サワーチェリーチャツネとスイートポテト添え)
Goldeneye も Duckhorn が出すピノノワールのブランド。ソノマの北、ピノに最適な涼しいメンドシーノ郡で造られている。Goldeneye はテイスティングでしか飲んだことがない。どうして Duckhorn から2本も選ばれたんだろう。Goldeneye が悪い訳ではなく、カリフォルニアのピノならもっともっと選択肢があっただろうとも思う。
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デザート:
Korbel Natural "Special Inaugural Cuvee"
(with Apple Cinnamon Sponge Cake with Sweet Cream アップルシナモンケーキ)
Korbel はちょっと安価なスパークリングのイメージだったけど、これまで7回連続で大統領就任式で使われているらしい。"Special Inaugural Cuvee"。大統領就任式のためにずっと前から特別に造られていたということかな。大統領がオバマ氏でなくても(笑)ま、一般庶民の手に届くことはなく。。
※写真は "Special Inaugural Cuvee" ではありません。

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ワインがカリフォルニア一色になったのは、Inaugural Committee の指揮を執ったのがカリフォルニア上院議員(Sen. Senate)だったから?と噂されているらしいけれど、そんな横槍を入れられなくてもやっぱりカリフォルニアワインは素晴らしいと思う。San Francisco Chronicle では、「他の州のワインを選ぶなら、オレゴンやワシントン、オバマ氏の地元シカゴのイリノイ州のワインもあるよ」と宣伝している。


ワインたち、飲んでみようかなーと思っていたら、なんと就任式で出された料理のレシピを夫が Duckhorn のサイトで発見。え、、、マリアージュに挑戦?(夫はやる気満々、もとい食べる気満々。)
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by shina_pooh_at_sfo | 2009-01-24 17:54 | ワイン&ワイナリー

No.600 2005年ワインを24年かけて飲もうプロジェクト

カリフォルニアに来て、しっかりワインが大好きになった夫婦。「折角だから結婚記念年2005年のワインを毎年結婚記念日に飲んでみない?」と、夫が面白い提案をしてくれた。面白い!賛成ー♪


まずは、それほど高くないナパのワインを1ケース。12本を一年おきに飲んでいく。選んだのは Stags Leap District にあるワイナリー Clos Du Val (クロ・デュ・ヴァル)の Cabernet Sauvignon。100ドル以上するような上ワインではなく、このレベルのナパの並ワインが24年後にはどうなるんだろう。

一年おきの間の年に、ちょっとだけいいワインを挟んでみる。カリフォルニアだけでなく、フランス、イタリアも。今の予算で買える範囲なのでそんなにいいワインには手が出ないんだけど、、、それでも一応満足のいくラインナップになった。タグも完成。

Tagging

ちなみに、私が50歳で飲む記念ワインはイタリアのスーパー・トスカーナ 2005 Sassicaia。夫が50歳で飲むワインはフランス・ボルドー第一級格付けシャトー・ラトゥールのセカンドワイン 2005 Les Forts de Latour に決定。大トリを飾るのは、カリフォルニアを代表する私たちも大好きなワイナリー 2005 Ridge Monte Bello。23年後!先は長いなぁ。。



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今年2008年。記念すべき1本目。

2005 Clos Du Val Napa Valley Cabernet Sauvignon
2005 Clos Du Val Napa Valley Cabernet Sauvignon

パワフルな王道のナパのカベルネ。今はちょうど飲み頃なんだろう、期待通り美味しい。このワインがこれから一年おきに12本巡ってくる。楽しみ楽しみ♪
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by shina_pooh_at_sfo | 2008-12-18 09:49 | ワイン&ワイナリー

No.591 紅葉の初ソノマ・ワイン・カントリー@Sonoma

サンクスギビング翌日。朝7時にちょっとだけブラックフライデーを冷やかし、その足でソノマに向かう。ナパには何度か行っているけど、実はソノマは初めて。サンクスギビングの週末だから閉まってるところが多いかなと心配したけれど、ほとんどのワイナリーがオープン。よかったよかった。土日はホリデー旅行者で賑わうんだとか。

今回巡ったのは、ソノマのダウンタウン近辺(Sonoma Valley)ではなく、少し左上の Alexander Valley、Dry Creek Valley、Russian River Valley の地域。紅葉も終盤、この季節のワインカントリーはとても美しい。

Mill Creek Vineyards & Winery



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■ Iron Horse Vineyards (アイアン・ホース・ヴィンヤーズ)

細い山道をちょっと不安になるくらい登るとワイナリーに到着。Russian River Valley の中でもさらに厳選された Green Valley という地域にある。

Iron Horse Vineyards


これまで Wine & Spirit 誌の Winery of the year に過去9回も選ばれたり、2007年度 Best sparkling of the year に選ばれたり、アメリカ4政権連続でのホワイトハウス公式スパークリングに採用された等々の経歴のワイナリー。(他のワイナリーも似たような経歴はあるんだろうけど。)期待も膨らむ。

朝一番だったのでテイスティング客は私たちだけ。屋外にテイスティングカウンターが設置されていて、ブドウ畑を一望しながらワインを楽しむ。ヒーターが設置されているので寒くはない。

Iron Horse Vineyards


Sparkling Tasting (テイスティング料:5ドル)
・2004 Ultra Brut (68% Pinot Noir、32% Chardonnay) ($50)
・2005 Wedding Cuvee (87% Pinot Noir、13% Chardonnay) ($38)
・2002 Blanc de Blanc (100% Chardonnay) ($38)
・2004 Classic Vintage Brut (68% Pinot Noir、32% Chardonnay) ($33)
・2004 Russian Cuvee (68% Pinot Noir、32% Chardonnay) ($33) GOOD!

Seasonal Tasting (テイスティング料:10ドル)
・2006 Un-Oaked Chardonnay ($26)
・2005 Estate Chardonnay ($27)
・2007 Rose de Pinot Noir ($18)
・2007 Estate Pinot Noir ($45)
・2005 BDX-3 ($38) GOOD!

ここのスパークリングは、珍しいことにすべてヴィンテージ物。(一般的には何年分かのを混ぜてノンヴィンテージで出荷されることが多い。)好みだったのは 100% シャルドネの Blanc de Blanc と、全体的にドライなここのスパークリングの中でフルーティさが残る Russian Cuvee。期待していた Wedding Cuvee はまぁ普通。ほんのりピンクなのは可愛い。

通常ワインで面白かったのは、マロラクティック発酵をさせないというシャルドネ2種。樽を使わない(Un-Oaked)シャルドネは本当にすっきりだし、樽を使ってある方も樽香はあるのにバターっぽくはない。不思議な体験。




■ Dry Creek Vineyard (ドライ・クリーク・ヴィンヤード)

到着した瞬間、「うわぁ・・・!」と歓声を上げてしまうくらい美しい紅葉に包まれた Dry Creek Vineyard。ツタに絡まったレンガの建物といい、広めのピクニックエリアといい、ナパの V.Sattui を思い出す。

Dry Creek Vineyard


2007年「好きな白は?」と聞かれれば「Dry Creek!」と答えるくらいここの白が大好きで、好みが変わってきたとはいえ期待十分で訪れる。

Signature Wine Tasting (テイスティング料:5ドル)
・2007 Dry Chenin Blanc Clarksburg ($11.50)
・2007 Fumé Blanc Sonoma County ($14.50)
・2006 Chardonnay Russian River Valley ($20.00)
・2006 Old Vine Zinfandel Dry Creek Valley ($28.00)
・2005 Cabernet Sauvignon Dry Creek Valley ($23.00)

Dry Creek Vineyard

このワイナリーで一番有名(flagship)なのはなんといっても Fumé Blanc。フュメ・ブランはソーヴィニヨン・ブランのこと。ナパの Mondavi が樽を使ったソーヴィニヨン・ブランをフュメ・ブランと呼び始めたのが始まりだけど、ここのフュメは樽未使用。大好きだったはずなんだけど、やはり好みが変わっていて Fumé Blanc も Chenin Blanc も大感激とまではいかず。悪くはないけど。

このワイナリーのいいところは、ワインがお手頃なこと。ゆえに商業的な印象も強い。ワイナリーを訪れてよりそう思い、今回対応してくれたお姉さんの緩慢な対応で印象更に下降。いいワイナリーなんだけどな。。




■ Mill Creek Vineyard & Winery (ミル・クリーク・ヴィンヤード・アンド・ワイナリー)

以前ギャブゥさんに飲ませてもらったメルローがとても印象的だった Mill Creek。テイスティングルームの裏には大きな水車がある。水車 = 製粉機 = Mill でぴったりの演出。

Mill Creek Vineyards & Winery


リザーブ・テイスティングは7種類から5つを選択。

Mill Creek Vineyards & Winery

Reserve & Limited Production Wines (テイスティング料:10ドル)
・2004 Merlot - Estate, Dry Creek Valley ($28) GOOD!
・2005 Zinfandel - Beacham Downey Vineyard ($38)
・2005 Syrah - Estate, Corner Pocket ($32)
・2002 Cabernet Sauvignon - Alexander Valley Reserve ($32)
・2001 Reflections - Kreck Estate Vineyard ($65) GOOD!

ソノマにあってピノ・ノアールを造っていない珍しいワイナリー。期待通り、記憶通り、メルローは美味しい。パワフルさと上品さのバランスが絶妙。最後の Reflections はボルドーブレンドでこれも私たちの好み。全体的にどのワインもパワフルすぎない上品さがある。古めのワインもテイスティングで提供してくれる嬉しい。




■ Rochioli Vineyard & Winery (ロキオリ・ヴィンヤード・アンド・ワイナリー)

カリフォルニア内でも人気の高い Rochioli。自らのワイナリーでワインを造るほか、他のトップクラスのワイナリーにブドウを卸している。なかなか手に入りにくく、特に J.Rochioli と "J" が冠された単一畑のワインは、メーリングリストのみの販売で入手も困難。以前飲んだ Rochioli のピノが美味くて、必ず訪れたかったワイナリー。

Rochioli Vineyards & Winery


テイスティングルームは高台にあり、眺めがいい。スタッフもみんなアットホーム。テイスティングは2種類。テイスティング料は無料。Chardonnay、Sauvignon Blanc、Pinot Noir 3種類の中からリリース時期によって提供されるワインが変わる。

・2007 Estate Chardonnay ($36) GOOD!
・2007 Special Cuvee Pinot Noir ($36) GOOD!

Rochioli Vineyards & Winery

シャルドネはアップルの香りのする上品な味。樽やマロラクティック発酵が効き過ぎたカリフォルニアのシャルドネの中では美味しい。Special Cuvee も古典的な Russian River Valley のピノ。上品で嫌味のない味。夫は有名過ぎる Rochioli にはあまり興味がないらしい。




■ Gary Farrell Vineyards and Winery (ゲアリー・ファレル・ヴィンヤーズ・アンド・ワイナリー)

こちらも Rochioli に負けず劣らず素晴らしいワインを造るワイナリー。創設者の Gary Farrell 氏が Rochioli 出身ですから。

Gary Farrell


ここのテイスティングルームも高台にあり、外のテラスから見える景色は最高。室内は窓が大きく取られて陽がたくさん差し込む。今回回ったワイナリーの中で一番高級そうなテイスティングルーム。私たちが帰る頃、テイスティングルームはお客さんで一杯!人気のほどが伺える。

Gary Farrell

Rochioli - Allen Tasting (テイスティング料:20ドル)
・2005 Chardonnay Rochioli Vinyard ($45)
・2006 Chardonnay Rochioli-Allen Vineyards ($45)
・2004 Pinot Noir Allen Vineyard ($100) GOOD!
・2006 Pinot Noir Rochioli Vineyard ($65) GOOD!

どれもすごく少量生産で貴重なワインたち。シャルドネは Rochioli のほうが好み。Allen Vineyard のピノは、美味しいけれどもうちょっとだけ寝かせたい感じ。100ドルだって。そして、私の今回のベストピノが最後の1本!Rochioli Vineyard のピノ。典型的な Russian River Valley。うーん、幸せ。




■ Joseph Swan Vineyards (ジョセフ・スワン・ヴィンヤーズ)

行きつけのワインショップ K&L がお気に入りのワイナリー。なので何度か飲んだことがあり、夫の生まれ年のワインまで飲んだことがある。せっかくなので立ち寄ってみた。倉庫のようなテイスティングルーム。入るとテイスティングルームのすぐ横にワイン樽が高く積まれている。それはいいんだけど・・・ここ、すごい小バエ(汗)ワインの瓶やグラスにまで寄ってくる。「fruit fly って言って、収穫の時期には一緒に入ってきちゃうんだよね」とけろっとした顔。えー。。

Joseph Swan Vineyards


テイスティングは、7種類も飲んで無料。こういうワイナリーが残っているのがナパと違うところ。

・2007 Gewerztraminer Saralee's Vineyard ($18)
・2006 Pinot Noir Great Oak Vineyard ($38)
・2004 Syrah Trenton Estate Vineyard ($27)
・2005 Syrah Great Oak Vineyard ($38)
・2004 Mourvedre ($25)
・2000 Zinfandel Lone Redwood Ranch ($25 -> $18) GOOD!
・2004 Zinfandel Stellwagen Vineyard ($26)

Joseph Swan Vineyards

ムールヴェドル(Mourvedre)の単一品種ワイン?!初めて飲んだけど、香りも骨格もしっかりしていて案外美味しい。夫はシラーもジンファンデルもお気に入りだった様子。ここのジンファンデルは後味が長くていい。あぁ、、ハエさえいなければ。




■ J Vineyards & Winery (ジェイ・ヴィンヤーズ・アンド・ワイナリー)

最後の1件、がんばろー。(ブログもがんばろー。)黒いボトルに黄色の一筆書きで "J" と書かれた斬新なボトルデザインが印象的なワイナリー。ワイナリーの入り口や庭はナパの Domaine Chandon によく似ている。スパークリングワイン系はワイナリーも似てくるのかな。

J Wine


テイスティングルームの内装も、ちょっとしたギャラリーのようにきれいで凝っている。

J Wine


Tasting (テイスティング料:10ドル)
・J Cuvee 20 ($28) GOOD!
・2006 J Chardonnay Russian River Valley ($40)
・2006 J Pinot Noir Russian River Valley ($38) GOOD!
・2005 J Pinot Noir Robert Thomas Vineyard ($65) GOOD!

夫婦揃ってここのピノ・ノアールが大好きで、先日飲んだスパークリングワイン(J Cuvee 20)も美味しかった。期待通り、ピノはやはり好み。でも断然シングルヴィンヤード(Robert Thomas Vineyard)のほうが上品で複雑。



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やっぱり Russian River Valley のピノは大好き。上品で、しっかりとした特徴があって、飲んでいて優雅な気持ちになる。でも、まだまだ「これは Rochioli っぽい」とか「Gary Farrell らしい」とか「これはきっと J!」と判断できるほどの舌は持っていない。大きなくくりで Russian River Valley のピノが好き。それでいい気もするけれど。

ソノマはナパとは全然雰囲気が違って、田舎道のドライブだけでも楽しい。テイスティング料も安いし、タダのところだっていくつも残っている。ソノマのほうが好きという人が多いのもうなずける。私たちももう既に再訪したくなってる。思い出に残るサンクスギビングの週末でした。

Dry Creek Vineyard


Iron Horse Vineyards
http://www.ironhorsevineyards.com/
Dry Creek Vineyard
http://www.drycreekvineyard.com/
Mill Creek Vineyard & Winery
http://www.millcreekwinery.com/
Rochioli Vineyard & Winery
http://rochioliwinery.com/
Gary Farrell Vineyards and Winery
http://garyfarrellwines.com/
Joseph Swan Vineyards
http://www.swanwinery.com/
J Vineyards & Winery
http://www.jwine.com/


※今回、ソノマの細い田舎道でたくさんの自転車とすれ違った。しかも、スポーツとして乗っている人たちではなく、普段着でレンタル自転車で走っている家族やカップルたち。道が細い上に自転車に乗りなれていない人たちだから、危なくて危なくて・・・。ソノマって自転車で周るのも主流な町なんでしょうか。
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by shina_pooh_at_sfo | 2008-12-02 05:33 | ワイン&ワイナリー

No.582 ワインショップ The Wine Club@San Jose

カリフォルニアに住んでいると、お呼ばれの手土産にワインを選ぶ機会も多い。私たちが行き着けの断然!一押しワインショップは、サンフランシスコとレッドウッドシティに店舗を持つ K&L。(K&L についてはこちら。)



もう一店、サンノゼ方面に行くと立ち寄るのが The Wine Club。サンノゼ空港のすぐ近く。

The Wine Club


店内に並ぶワインは、ワインラックではなくダンボールに積まれているので、一見倉庫のよう。アメリカ、フランス、イタリア、スペイン、オーストラリアなど、天井から釣り下がった国旗が目印となって国別に分かれている。

The Wine Club The Wine Club


カリフォルニアワインや古くてレアな掘り出し物は K&L のほうが豊富だと思うけれど、フランスのブルゴーニュに関しては The Wine Club は強いかも。また、カリフォルニア以外のワインで言えば、扱ってるセレクションがかぶらないので、K&L では見かけないワインに出会うこともできる。やっぱり時々は足を伸ばしたいワインショップ。

The Wine Club
http://www.thewineclub.com/
1200 Coleman Avenue
Santa Clara, CA 95050

月~土:9:00 - 19:00、日:11:00 - 18:00。
サンフランシスコにも店舗あり。サイトは最新ではなくあまり使えない。店頭のほうが断然充実しているので、お店に行くのが一番。(その点、K&L のサイトは常に最新で情報豊富、素晴らしい。)




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さて。それほどワインが詳しくない方へ。
私たちがまだ全然ワインに詳しくない頃にワインショップへ行ったときの正直な感想は、「いくらいいワインショップだと言われても所詮知らないワインが大量に並ぶだけで、どれを選んでいいのかまったくわからない。」 結局、Safeway に行くのと変わらなかったりする。

でも、ここはワインの専門店。ワインのエキスパートが揃っているお店なんです。聞いてみればいいんです!ワイナリー名も品種もまったく知らなくても、「どちらかというと軽めの赤が好きで、予算は30ドルくらいまでで、美味しいワインはありますか?」これだけでも、親切なスタッフは膨大なワインの中からぴったりのワインを紹介してくれるはず。ワインショップの良さは、ワインの充実度だけではなく、スタッフの豊富な知識とどんな客層にも対応できるスペシャリティにあると私は思っています。

ワインを全然知らないとか、予算が低いとか、お店の人はそんなこと全然気にしないし、そういうお客さんに自分の好きなワインを薦めるのが嬉しくて仕方がない人たちばかりなんですよ(笑)
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by shina_pooh_at_sfo | 2008-11-09 02:51 | ワイン&ワイナリー

No.578 自分だけのオリジナルワイン Crushpad

自分だけのオリジナルワインを造る。ワインを好きになると、ブドウの品種や土壌の特性、製造・熟成過程がワインに与える影響にも興味が沸き、知識も増え、そうなると、、、自分で自分だけのワインを造りたくなる。それを実現できるのが Crushpad (クラッシュパッド)。

Crushpad はサンフランシスコにある会社で、オーダーメイドのワイン造りを提供している。ワインラベルだけカスタマイズするサービスはいくつもあるけれど、Crushpad ではブドウの品種から醸造、ラベルまですべて自分仕様のワインを造ることができる。ワイン醸造の知識がほとんどなくても大丈夫。経験豊富なコンサルタントと一から相談しながら進められるし、すべてをお任せで造ることもできる。例えば、「Opus One みたいなワインを作りたいのだが。(えっへん)」でオーダーすることだってできちゃう。

日本にもクラッシュパッド・ジャパン支部があり、ワイン好きの芸能人や会社社長が取り組んでいるのだそう。アメリカだと Food Network の Tyler Florence (タイラー・フローレンス)氏、日本だと島田紳助さんや(まだお名前は出せないけど)大物芸能人がデビュー○○周年記念のワインを造っているとか。

さぁ、あなたも自分だけのオリジナルワインを作ってみませんか?



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・・・と、宣伝はこれくらいにして。ご自分でも Crushpad でワインを造り、クラッシュパッド・ジャパンのメンバーとしてカリフォルニアで陣頭指揮を取る、カリフォルニアワイン界の重鎮かんちゃんに、「Crushpad での作業を手伝ってみる?」とお誘いを受けた。行く、行く!行きますーーー!!!※私たちは自分でワインは造っていません。

初 Crushpad 潜入。倉庫のように広ーい空間に、大型機械やら正方形タンクやら積み上げられた樽やら。あたりは樽とワインの香り。一角には Crushpad で造られたワインがずらり。かんちゃんや友達のギャブゥさんのワインも発見。ラベルはどれもすごく凝っていて、それぞれの由来や思い入れをつい考えてしまう。

Crushpad


今回お手伝いする作業は、ブドウの選果(sorting)。収穫したブドウの山から、紛れ込んだ葉っぱやワイン造りに向かない房などを取り除く作業。傷んだブドウや干からびたブドウが混じっていると、当然ワインの味に影響してくる。それってすごく重要な作業なんじゃ、、、プレッシャー。

Crushpad


今回のブドウは、赤ワインの代表品種カベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)。ベルト・コンベアの流れが速く、間に合わなければブドウをコンベアの先頭にぐおーっと押し戻しながら必死でより分ける。真剣ド集中。ぱぱっぱぱぱぱっ!腕が10本、目が20個欲しい!

Crushpad


ふぅ~。特大ボックス3杯分のソーティング終了。ご褒美に(?)かんちゃんが樽に入っているワインを試飲させてくれるとのこと!(バレルテイスティング。)樽に入って1年経った2007年のワイン、樽につい先日入れたばかりの2008年のワイン。熟成過程のワインたちを味わいながら、まだこれからの変化やポテンシャルを考えるとすごくすごく面白い!

Crushpad


ああ、私、ワイン好きなんだなぁと改めて再認識した1日でした。(かんちゃん、本当にありがとうございます。)正直これまでは、自分で造るよりも専門家が造った美味しいワインを飲むほうがいいじゃん、と思っていたのですが。生きているワインを観察して手を加えて育てていく。この楽しみを知ってしまった人がワイン造りにはまる気持ち、今はよく理解できます。Crushpad にご興味のある方は是非かんちゃんにご連絡を!(かんちゃんの連絡先はこちら。このブログにコメント頂いてもいいです。)

Crushpad
WARNING: WINEMAKING IS ADDICTIVE !


・子供の生まれた年の記念ワインに(成人のプレゼントになりますよ)
・会社の創立記念に
・自分のレストランのイメージや料理にあうワインを
・ワイン好きな友達を集めて、など

Crushpad
http://www.crushpadwine.com/
クラッシュパッド・ジャパン
http://www.crushpad.jp/

Crushpad は、2004年サンフランシスコで設立された会社。1樽単位で契約でき、ブドウの品種選び、畑選び、熟成させる樽選び、ラベルデザインなどをプロフェッショナルなコンサルタントやラベルデザイナーと相談しながら進められ、大規模な設備などは Crushpad のほうで用意してくれる。1樽から約24~25ケース、約300本のワインが出来る。※値段はブドウの品種や畑によって異なります。料金や詳しい内容はサイトをご確認ください。



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ワイン造り、もう少し興味のある方はこちらもどうぞ。
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by shina_pooh_at_sfo | 2008-10-31 07:18 | ワイン&ワイナリー

No.548 カリフォルニアのジンファンデル Rosenblum Cellars@Oakland

※Rosenblum を買収した大規模会社 Diageo の意向により、ここ Alameda にあるワイナリーは閉鎖され、ナパに移ることに。テイスティングルームは引き続き残ります。詳細はこちらこちら


久々のワイナリー訪問。カリフォルニアの代表品種のひとつ、Zinfandel (ジンファンデル)の造り手で有名な Rosenblum Cellars (ローゼンブルム・セラーズ)。10ドル台から高くても50ドル台と、比較的お手頃なワインを提供している。

Rosenblum Cellars


オークランドの南、アラメダの港のにある倉庫ワイナリー。メンバーは倉庫の中でテイスティング。メンバー以外は、倉庫の外で無料テイスティングの後、希望ならば倉庫の中でリザーブ・テイスティングを楽しめる。左上に見えるのはメダルの数々。

Rosenblum Cellars


「ワインメーカーの Kent Rosenblum 氏のニックネームは "The King of Zin"。2003 Rockpil Road Vineyard Zinfandel は Wine Spectator's Top 100 の第3位に選ばれている。ローゼンブルムのジンファンデルは、ビターチョコ、カシスリキュール、かりんとうの風味といった濃厚で古典的な味わいが特徴。」

と、素晴らしい賞賛。ところが私、ここのジンファンデルはフルーツの甘さが強すぎことごとく苦手。でも、いいジンファンデルを飲んでないからだろうと、苦手意識払拭のリベンジも兼ねて。

Rosenblum Cellars


無料テイスティング
・2007 Kathy's Cuvee Viognier ($18.00) GOOD!
・2006 Rhodes Vineyard Grenache ($25.00)
・2006 Kontrabecki Vineyard Zinfandel ($25.00)

リザーブ・テイスティング ($8.00)
・2006 Rockpile Road Zinfandel (35.00) GOOD!
・2006 Monte Rosso Reserve Zinfandel ($45.00) GOOD!
・2005 Hillside Vineyard Syrah ($25.00)
・2005 Kick Ranch Petit Sirah ($35.00)

第3位に輝いた噂の Rockpile Road Zinfandel と Monte Rosso Reserve Zinfandel が美味しかった。嫌味のない深いブラックベリーのようなフルーツ味。ジンファンデルらしいスパイシーさと十分なタンニン。後味も長く。一方、以前美味しかったシラー(Syrah)とプティ・シラー(Petit Sirah)が今回はいまいち。


同じワイナリーのワインでも、地域や畑、ブドウの種類によってこんなに好き嫌いが異なる。それだけ人の味覚は多種多様で、それに対応すべくいろんなワインを造っているローゼンブルムは、やっぱりいいワイナリーなのかもしれない。(でもやっぱり好きな銘柄を覚えておかないとがっかりするかな・・・と思っているうちは、苦手意識が払拭しきれてないってことかな。)

(あと、スタッフの対応は印象悪し。注ぐだけ注いで何の説明もなく、態度もなんとなく横柄。)



Rosenblum Cellars
https://www.rosenblumcellars.com/
場所はアラメダカウンティの港。サンフランシスコからのフェリーも到着する場所。多くの貨物船見物ができるのもまた楽しい。ただし、毎月第一日曜日はすぐ隣で盛大なアンティーク&コレクティブル・フェアが開かれるため車は大混雑する恐れあり。第一日曜日は避けたほうが無難かも。(15時以降くらいなら平気。)テイスティングは18時まで。無休。
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by shina_pooh_at_sfo | 2008-09-19 06:04 | ワイン&ワイナリー

No.543 1991 Duckhorn Napa Valley Cabernet Sauvignon

※あんまり書かないけどワインネタ。

フランスワインは「寝かせて飲んでみたい。古いのを飲んでみたい」という気持ちが強かったので、1990年代や20年物を飲んだりしてきたけれど、お膝元カリフォルニアの古いワインって実は飲んだことなかった。

で、
  ・カリフォルニアワイン
  ・少なくとも15年物
  ・カベルネ・ソーヴィニヨン・ベース
  ・出来ればカリフォルニアの良年
  (あと、あんまり高くないワイン)

という条件で選んだのが、これ。


1991 Duckhorn Napa Valley Cabernet Sauvignon ($89.00)

1991 Duckhorn Napa Valley Cabernet Sauvignon

ナパのお気に入りのワイナリー、ダックホーンの、17年物のカベルネ・ソーヴィニヨン(75% Cabernet Sauvignon、20% Cabernet Franc、5% Merlot)。ダックホーンといえばメルローが美味しくて、特に Three Palms のメルローは大好きな畑なんだけど、カベルネ・ソーヴィニヨンも負けず劣らず美味しい。

感想。
香りも味も煙っぽく、最初から期待高まる。古いフランスワインとは違って、フルーツ味が十分残っていて、かといって甘い果実味だけでなくカベルネらしい深みも備える。とても美味しい。4時間かけた牛肉の赤ワイン煮が完全に脇役・・・(苦笑)。2日目は少し酸化してフルーツ味が飛び、味わいはフランスに近くなったが、それもまた美味しい。ホームページによると2010年までは美味しく飲めるそう。


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ワインは難しい。出来た年は最良と言われても、20年後も美味しいかどうかは保障できない。逆に、今はまだ若いワインが、想像もつかない素晴らしい変化をもたらすかもしれない。経験不足な私たちにはそんな憶測はできず。

カリフォルニア最高の年といわれた1997年が、今は果実味だけの甘いワインになってしまったと嘆く声を聞いて、実は今回飲んだ1991年も熟練のワイン通の方の舌だとそう感じてしまうのかもしれないけれど。私たちには大満足の1本。


古いカリフォルニアワイン、これからも期待して飲んでいきたいです。
(お手頃なカリフォルニアワインからはどんどん遠ざかってるけど。)
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by shina_pooh_at_sfo | 2008-09-12 13:32 | ワイン&ワイナリー

No.516 レア&カルトなワイナリーに潜入!@Napa

ワインに詳しくて、積極的にワイナリーの人とも交流を深められる Noriくんとの出会いは、ワイン好きである私たち夫婦にとって本当に貴重なもの。そんな Nori くんにナパに誘ってもらった。しかも、しかも!訪れたのはとっても貴重なワイナリーたち。



Paloma Vineyard (パロマ・ヴィンヤード)

パロマの人気は、2003年に Wine Spectator 誌が "2001 Paloma Merlot" を Wine of the Year に選んだことから始まる。世界数万本のワインの中から第一位、つまり世界一のワインに輝いたものだから(しかもカリフォルニアワインのメルローでは初)、あっという間に人気に火がつき、プレミアワインの仲間入り。

そんな、一見さんお断り、完全予約制のパロマに Nori くんは猛アタックをかけ、予約を取りつけてしまった。さすがなり。

ナパのメインストリート29号を山沿いに入り、ぐんぐん山を登っていく。Spring Mountain と呼ばれる有名なブドウの地域。たどり着いたのは、看板も何もない普通の邸宅。(普通ではないか。広めの優雅な邸宅。)

Paloma Vineyard


出迎えてくれたのは、70代にはなろうかというおばあちゃん。でも、パロマでワインを造っているのは、正真正銘このおばあちゃんとおじいちゃんの2人。(Barbara & Jim Richards 夫妻。)温かく優しい英語で迎えてくれる。

テイスティングはメルロー1種類のみ。メルローにカベルネ・ソーヴィニヨンが多少ブレンドされている。(シラーも製造しているけれど、シラーは自社畑ではないそう。)とても濃縮された濃厚なブラックベリー系の果実味。複雑で、深い。時間が経つとどんどん美味しくなっていく。

Paloma Vineyard


グラスを傾けならが、最高に眺めのいいテラスに出てバーバラおばあちゃんの話を聞く。懐かしむような、愛おしむような、優しい口調でワイナリーの話をしてくれる。なんてすてき。こんな風に歳を取れるといいのに。ジムおじいちゃんに会えなかったのが残念。

Paloma Vineyard

Paloma Vineyard (要予約)
http://www.palomavineyard.com/
Paloma Melrot ($54.00)
Paloma Syrah ($45.00)




Diamond Creek Vineyards (ダイアモンド・クリーク・ヴィンヤーズ)

次に向かったのもカリフォルニアで評判の高いプレミアワイン、ダイアモンド・クリーク。ラベルを見てピンとくる方も多いのでは?場所は Calistoga (カリストーガ)の山奥。山系のワインが好きらしいです、Nori くん。

このワイナリーも一般公開しておらず、今回参加したのも一年に一回招待者のみが参加できるオープンハウス・イベント。どうやったらそんな招待状が届くんだ?

Diamond Creek Vineyards


ダイアモンド・クリークに到着したのは午後1時半。既に多くの人が集まっていて、湖の周りでピクニックをしたり泳いだりしながら、アメリカ人らしい楽しみ方をしている。

Diamond Creek Vineyards


午後2時から恒例ツアー。ダイアモンド・クリークの歴史や各畑の特徴など、創設者 Al Brounstein 氏の息子さんの説明を聞きながら敷地内を歩いて周る。丁寧でいいんだけど、、、何しろナパは猛暑。暑ーい。(慣れた常連客はツアーには参加せず、自分の時間を楽しんでいる。正解。)

Diamond Creek Vineyards


ツアーが終わるといよいよテイスティング!ダイアモンド・クリークには "Lake" "Red Rock Terrace" "Gravelly Meadow" "Volcanic Hill" の4種類のカベルネ・ソーヴィニヨンがある。「Lake」は特別で良年にしか造られない。今回は「Lake」以外の3種類、リリース予定の2006が飲み放題!なんて贅沢な!

Diamond Creek Vineyards


Red Rock Terrace は複雑で果実味が強く一番ナパのカベルネらしい。Gravelly Meadow は濃い中に柔らかい印象。Volcanic Hill はタンニン強め灰っぽく一番無骨。最初は Volcanic Hill が一番好きだったけれど、何杯も飲むうちにどれも美味しくなり、最後にはどれがどれだか分からなくなる。要はどれもめちゃめちゃ美味いんです。

Diamond Creek Vineyards

Diamond Creek Vineyards (一般非公開)
http://www.diamondcreekvineyards.com/
Volcanic Hill ($175.00)
Gravelly Meadow ($175.00)
Red Rock Terrace ($175.00)




Domaine Carneros (ドメーヌ・カーネロス)

最後はお城のようなワイナリー、ドメーヌ・カーネロス。ナパのスパークリングワインのワイナリーの中では一番のお気に入り。ナパのワイナリーは大体夕方4時くらいで閉まってしまうところが多い中、6時まで開いているので、最後にちょっと立ち寄るのにちょうどいい。

Domaine Carneros


3種類のサンプラーティスティングと、スパークリングワインにあうチーズとドライフルーツの盛り合わせ。(ちょっと対応がイマイチだったけど。注文したものがちゃんと来なかったり、ワインクラブへの勧誘があからさまだったり。スパークリングは美味しいからいいのですが。ここはピノも美味しいです。)

1日の締めに優雅な時間。

Domaine Carneros Domaine Carneros

Domaine Carneros
※URLがセキュリティ上はじかれてしまう。。www domainecarneros.com です。


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どちらも初めて飲んだワイナリー。特にダイアモンド・クリークは美味しくて(当然)、ナパの底力を実感。大ファンになりました。

・・・でも何がすごいって?今回どちらもタダなんです。もう、Nori くんには本当に感謝♪
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by shina_pooh_at_sfo | 2008-08-06 13:11 | ワイン&ワイナリー

No.476 スパークリングツアーとコッポラワイナリー、締めはケーキで?@Napa

※実はヨーロッパ旅行前日にナパ。

ブドウの木もぐんぐん伸び、小さな房がつき始めた気持ちのいい5月。ニューヨークから来てくれた友達と一路ナパへ。

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■ NUMM NAPA (マム・ナパ)

お決まりのモンダビツアーに飽きたので、初めてスパークリングワインのツアーに参加。これがすごくよかった!

MUMM Napa


MUMM のツアーは予約なしで参加できる。日曜の11時のツアーは私たち4人とアメリカ人2人の計6人。ワイナリー内を歩きながら説明を聞く。説明員の人は配慮しながらはっきり話してくれるので、全員に声が行き渡る。説明も流れもとても分かり易い。

ワインの製造過程も通常のワインと違って興味深かった。へぇ~ボタンの連発。

・MUMM NAPA とフランスの MUMM はもうまったく資本関係も技術提携もない(知らなかった!)
・スパークリングは、すべてステンレスタンクで木の樽は使わない
・瓶内2次発酵後の不純物(gunk)の画期的な取り除き方
・生産のほとんどはノンヴィンテージだけど、毎年ヴィンテージワインも造っている
・スパークリングへのピンクの色づけは、皮から色を移さず最後にピノをそのまま加える(一部のシリーズを除く)



ツアーの後は、気持ちいいテラスでテイスティング。暑い日のスパークリングワインは最高☆お気に入りは、一番お高い DVX Rose 2002。ある程度シャルドネ比率が高いほうが自分の好みだということも発見できて満足。

・Blanc de Blancs 2003 (82% Chardonnay、18% Pinot Gris)
・Brut Prestige (51% Pinot Noir、46% Chardonnay、2% Pinot Meunier、1% Pinot Gris)
・Blanc de Noirs (85% Pinot Noir、15% Chardonnay)
・Reserve Brut (60% Pinot Noir、40% Chardonnay)
・BP Extended Tirage (53% Pinot Noir、42% Chardonnay、3% Pinot Meunier、2% Pinot Gris) GOOD!
・Devaux ranch 2002 (50% Pinot Noir、50% Chardonnay)
・DVX Rose 2002 (50% Pinot Noir、50% Chardonnay) ※サービスの1杯♪ GOOD!

MUMM Napa

無料でここまでの満足度。ここのツアーはお薦め♪





■ Oakville Grocery (オークヴィル・グローサリー)

29号線沿いにあるナパの老舗人気グローサリーでランチを調達。1881年オープンということは創業127年!

Oakiville Grocery


オリーブオイルなどの調味料からパン、サンドイッチ、お惣菜、チーズ、生ハムなど目移りしちゃう。お昼時は狭い店内が激混み。サンドイッチはうまうま。ラテは普通。スコーンはいまいち。

Oakiville Grocery

※こんな超人気店なのに、実は今、経営難(カリフォルニアワインのお勝手口より)。Cupertino 店はわずか6ヶ月で閉店、Stanford Shopping Center 内の店舗も数ヶ月前に閉店したばかり。





■ Rubicon Estate (ルビコン・エステート)

映画監督フランシス・フォード・コッポラ氏所有のワイナリーとして有名。2005年に名称を「Niebaum-Coppola Winery (ニーバウム・コッポラ)」から「Rubicon Estate (ルビコン・エステート)」に変更。テイスティング料ではなく入場料形式で、敷地に入るだけも1人25ドルとなった点も大きな変化。(つまりふらっと立ち寄っても中に入れなくなってしまった。)

ツタに絡まれた有名な建物はさすがな貫禄。

Rubicon Estate (Coppola Winery)


建物の中は、ワインの歴史博物館とコッポラ監督の美術館になっている。お土産ショップも他のワイナリーと規模が違い広々、お値段もお値段、どこの高級デパート?

Rubicon Estate (Coppola Winery)


ワインのテイスティングは5種類(テイスティング料は入場料に含まれる)。

・2007 Captain's Reserve Sauvignon Blanc ($28.00)
・2005 Captain's Reserve Zinfandel ($30.00)
・2005 Captain's Reserve Syrah ($34.00)
・2005 Captain's Reserve Caberbet Sauvignon ($52.00)
・2004 Rubicon ($125.00) GOOD!

ワイナリーでしか買えない Captain's Reserve シリーズがメイン。どれも辛口すぎて苦手。。フラッグシップは CASK だと思っていたら Rubicon という美味しいボルドーブレンドがあった。でも、高ーい。スーパーでよく見る、大きく COPPOLA と書かれているワインはどうなっているんだろう?(まだここで造られてるのかな。)

Rubicon Estate (Coppola Winery)

このワイナリー、1回目は楽しいけど、一度くればいいかな(笑)





Cakebread Cellars (ケークブレッド・セラーズ)

最後はちょっと高級おしゃれ系 Cakebread Cellars。白ワインが美味しいと聞いていたので、白ワイン好きの友人のためにセレクト。

Cakebread Cellars

ここのテイスティングは予約制。簡単なツアーとテイスティングで約45分。15時のテイスティングツアーに参加。ツアーはまあまあ。

最後に大きなガラス張りの気持ちいい部屋に通され、着席してテイスティング。白3種類、赤3種類。

・2006 Sauvignon Blanc, Napa Valley ($22.50)
・2005 Chardonnay, Anderson Valley ($36.00)
・2005 Chardonnay Reserve, Carneros, Napa Valley ($54.00)
・2005 Merlot, Napa Valley ($54.00) GOOD!
・2005 Cabernet Sauvignon, Napa valley ($64.00)
・2005 Syrah, Carneros, Napa Valley ($50.00) GOOD!

Cakebread Cellars

白ワインは、ソーヴィニヨン・ブランもシャルドネも青リンゴの味。シャルドネはきりり辛口。マロラクティック発酵が特徴的だと聞いていたので意識して飲んでみたけれど、識別できる舌は持ってなかったらしい(汗)。赤ワインも美味しく、ちょっとスパイシーな不思議なメルローと、香りのいいシラーがお気に入り。

建物もスタッフも雰囲気がよくて、いいワイナリーだなぁという印象。ワインも美味しいし、人気の高さが伺える。友人はソーヴィニヨン・ブランが気に入ってお買い上げ。よかったよかった。


Cakebread Cellars
暑さのお陰でぐんぐん成長中!


MUMM NAPA
http://mummnapa.com/
Rubicon Estate (旧 Niebaum-Coppola Winery)
http://www.rubiconestate.com/
Cakebread Cellars (要予約)
http://www.cakebread.com/
Oakville Grocery
http://www.oakvillegrocery.com/
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by shina_pooh_at_sfo | 2008-06-10 13:44 | ワイン&ワイナリー