カテゴリ:ワイン&ワイナリー( 80 )

No.813 マニアックなワインショップ Kermit Lynch@Berkeley

バークレーにあるワインのインポーター&ディストリビューター Kermit Lynch。ベイエリアでのワイン輸入販売では一目置かれているお店で、うちが行きつけのワインショップ K&L にも卸している。

まずはお隣の Café Fanny でランチ。Acme Bread に併設するカフェ。雨なのに長い行列で相変わらずの人気。今回注文したエッグサラダ・サンドイッチ。私たちの注文で Sold Out になった人気の一品。シンプルゆえに美味しさが際立ち、夫お気に入り。この他に、洋なしのマフィンと季節のフルーツのペストリー。マフィンは、、、甘かった。やはりここは王道ブレッドのお店ですな。

Cafe Fanny



さて。目的の Kermit。レンガ倉庫のような建物。こちらもひっきりなしにお客さんが出入りし、箱単位でワインお買い上げ。

Kermit Lynch Wine Merchant


お店の中もまるで倉庫。ダンボールにワインがそのまま入れられている。インポーターだけあってカリフォルニアワインはなく、フランス中心。ブルゴーニュが多く、ボルドー、ローヌ、アルザスなども。

Kermit Lynch Wine Merchant


それにしても、ワインの取り揃えは、、、とってもマニアック。(フランスワインに強くない私たちの意見ではありますが。)見知ったワインが並ぶK&Lや他のワインショップとは大違い。ワインの説明も、「産地」と「ワイン名」と「ワイナリー」がさらっと書かれているだけ。知識がなければ、どれが産地でどれが品種なのかすらわからない。一目置かれているショップだから、ワインのセレクションとスタッフの知識は間違いないはず。スタッフと相談しながら貴重で面白い1本を発掘するには最適な倉庫なのかも。

Kermit Lynch Wine Merchant
http://www.kermitlynch.com/
1605 San Pablo Avenue
Berkeley, CA 94702
日・月曜定休。

※時々ありますよね、マニアックなセレクションのワインショップ。ゆえに、kermit のように信頼のおけるワインショップだと知らないと、良質なマニアックなのか、単なる寄せ集めなのかの判断は難しいです、、
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by shina_pooh_at_sfo | 2010-02-25 03:07 | ワイン&ワイナリー

No.779 カリフォルニアで一番好きなワインは、と問われれば@Napa

機会あって、先日のソノマに引き続き、今度は秋のナパ巡り。


■ Joseph Phelps Vineyards (ジョセフ・フェルプス・ヴィンヤーズ)
憧れの待望の Joseph Phelps。カリフォルニアで最も愛すべきワインのひとつ Insignia (インシグニア)。

Joseph Phelps Vineyards
※アメリカでは Cabernet Sauvignon (カベルネ・ソーヴィニヨン)、Merlot (メルロー)といった品種そのものを前面に押し出すけれど、フランスのボルドーワインは Cabernet Sauvignon、Cabernet Franc (カベルネ・フラン)、Malbec (マルベック)、Merlot (メルロー)、Petit Verdot (プティ・ヴェルド)という伝統的なブドウのブレンドで造られる。このようなボルドースタイルで造られたアメリカのワインを Meritage Wine と呼ぶ。Insignia はカリフォルニアで最初の Meritage Wine。


ワイナリーの入り口にある、大きな橋の橋げたを下から眺めたようなブドウ棚が壮大で印象的。

Joseph Phelps Vineyards


ワイナリーは予約制。テイスティングは1人20ドル。大きな樽が立ち並び、ワインボトルがずらりと飾られたテイスティングルームで試飲。最初の2本はピノとシャルドネ専門の姉妹ワイナリー Freestone、残りの4本が Joseph Phelps ラベルのワイン。

・2006 Ovation Chardonnay ($60)
・2006 Freestone Pinot Noir ($75)
・2007 Viognier ($50)
・2006 Merlot ($45) GOOD!
・2006 Cabernet Sauvignon, Napa Valley ($54) GOOD!
・2006 Insignia ($200) GREAT!

Joseph Phelps Vineyards

そりゃもう Insignia。なんといっても Insignia。香りがまず素晴らしい。カラント、ブラックフルーツ、どっしりとしたタンニン。毎年ブレンド比率が変わり、2006 Insignia は 95% カベルネ・ソーヴィニヨン、5% プチ・ヴェルド。まだ少し若いので、寝かせたらどう花開くかが楽しみ。もうひとつ素晴らしかったのがメルロー。2005 Insignia にはメルローがブレンドされたが 2006 にはされなかったため、使われなかったメルローでワインをリリース。Insignia よりタンニンはマイルドだけど、しっかりした骨格とプラムのような果実味。

スタッフは全員とてもよく教育されている感じ。グラスの空いた客を待たせることなく丁寧に対応。ワインクラブを積極的に進めるのもマニュアルかな。来てよかった。飲めてよかった Insignia。(でも、1本200ドルは簡単には手が出ません。)





■ Artesa Vineyards & Winery (アルテサ・ヴィンヤーズ&ワイナリー)
ナパとソノマの中間、カーネロスの丘の上に建つ、風景と建物が美しいと評判のワイナリー。外にはアーティスティックな噴水やオブジェが配置され、建物の中も絵画やデザイン性の高い調度品であふれていて、建物そのものが近代美術館のよう。

Artesa Vineyards

Artesa Vineyards Artesa Vineyards


ツアーに参加したかったけれど既に定員オーバー。仕方ないのでテイスティングのみ。通常テイスティング10ドル、リザーブ&限定リリーステイスティング15ドル。今回はリザーブを。

・2007 Limited Release Chardonnay, Carneros ($35)
・2006 Limited Release Pinot Noir, Carneros ($50)
・2005 Reserve Merlot, Napa Valley ($30)
・2007 Limited Release Cabernet Sauvignon, Alexander Valley ($40)
・2008 Late Harvest Orange Muscat, Mendocino County ($35)

シャルドネはピーチの香り、適度な樽香で美味しい。カベルネとデザートワインのオレンジマスカットも悪くないし値段もお手頃。

ただ、、、人気のワイナリーだけあってすごい混雑ぶり。ゆえにテイスティングバーはあまりにも商業的。ワインは注ぐだけ、説明なし、単なるバイトなのか質問しても答えが的を得ない。(そういえば Artesa には日本人ワインメーカー中村倫久さんがいることを後で思い出すけれど、プライベートツアーにでも参加しないととてもお会いすることはできないだろうな、、あの機械的なテイスティングバーでは。)ワインは悪くないので、腰をすえてボトルで飲んでみたい。

Artesa Vineyards





■ Patz & Hall (パッツ&ホール)
夫が大変興味を持っていて訪れた Patz and Hall。質の高いピノノワールとシャルドネのみに注力する実力派ワイナリー。The Patz & Hall Salon と呼ばれる完全予約制のテイスティングルームは、「本当にここ?」と思うようなオフィスビル街の一画にたたずむ。

Patz & Hall


建物に一歩入ると、まるでお洒落なバーのよう。テイスティングもこのバーカウンターに座って行う。奥にはギャラリーと見紛う洗練されたグループ用テイスティングルームも。

Patz & Hall


テイスティング料は20ドルで、シャルドネ3種類、ピノ3種類の中から4つ選ぶことができる。シャルドネ1、ピノ3をチョイス。もう1種類のピノはおまけ。

・2007 Hudson Vineyard Carneros Chardonnay ($55) GOOD!
・2006 Alder Springs Vineyard Mendocino Pinot Noir ($60) 
・2007 Jenkins Ranch Sonoma Coast Pinot Noir ($55) GOOD!
・2007 Burnside Vineyard Sonoma Pinot Noir ($70) GOOD!
・2006 Pisoni Vineyard Santa Lucia Highlands Pinot Noir ($80) GOOD!

どれも素晴らしいワインたち。そうそう、こういうピノと出会ったから、ピノにどっぷりはまった時期があったんだと思い出す。中でもよかったのは Jenkins Ranch と Burnside Vineyard。ソノマらしい華やかさと酸味。Pisoni も美味しかったけれど個人的には Siduri の Pisoni のほうが味に温かみがあって好み。

Patz & Hall は自社の畑を持たず、優れた畑からブドウを買い付けてワインを造っている。シャルドネとピノに注力している点といいワインのレベルの高さといい、ソノマの Siduri にとても近い印象。夫は一言、「カリフォルニアで一番好きなピノの造り手かもしれない。」おぉ、その評価が出ましたか。私「Siduri より評価は上?」夫「だってラベルがカッコいいじゃん。」ええ、ラベルも重要な要素のひとつですね。。

Patz & Hall





カリフォルニアのカベルネブレンドの中では確実に3本指に入る Joseph Phelps の Insignia。カリフォルニアのピノの中では一番かもと夫に言わしめた Patz & Hall。予約してでも訪れる価値ありのワイナリー。

Joseph Phelps Vineyards (要予約)
http://www.jpvwines.com/
Artesa Vineyards & Winery
http://www.artesawinery.com/
Patz & Hall (要予約)
http://www.patzhall.com/
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by shina_pooh_at_sfo | 2009-12-07 09:57 | ワイン&ワイナリー

No.778 豊富さと安さのワインショップ Bottle Barn@Sonoma

ソノマのお薦めワインショップ。Santa Rosa にある倉庫のような巨大ワインショップ Bottle Barn

Bottle Barn


ソノマ界隈では一番大きいワインショップ。いやー、広い。ワインだけでなく、ビールや他のアルコール類、グラスなどのアクセサリーもあって楽しい。

Bottle Barn


当然ワインの種類は豊富。ナパ、ソノマ、その他のカリフォルニアワインに始まり、フランス、イタリア、世界中のワインが見つかる。安いワインからプレミアムワインまで幅広いので、万人受けしそうなセレクション。日本で人気の高い Calera だってずらり。

Bottle Barn



しかもこのお店、安い。この豊富さでベイエリアの中でも指折りの安さを誇るらしい。ワイナリーで試飲してお買い上げするのもいいけれど、よく出回っているワインならワインショップで買うほうが賢い。

また、発泡スチロール入りの箱、数本入りから12本入りまで豊富に取り揃えているので、日本に持って帰るときでもここで買って箱に詰めて、そのまま飛行機の預け荷物にできる。もちろん箱だけ買いに来てもOK。


ソノマに来たらここに立ち寄って、面白そうなワインないかなぁと物色して帰ります。

Bottle Barn
http://www.bottlebarn.com/
3331 Industrial Drive
Santa Rosa, CA 95403
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by shina_pooh_at_sfo | 2009-12-03 00:31 | ワイン&ワイナリー

No.773 個性様々な美味しい Siduri のピノ、など@Sonoma

至福の Cyrus ディナーの翌日、紅葉のワインカントリーへ。


■ Siduri Wines (シドゥーリ・ワインズ)
最初に向かったのは Siduri。カリフォルニアワイン好きで知らない人はいないはず。ピノノアールだけを造るワイナリーで、自社の畑は持たず、北はオレゴン州から南はサンタバーバラまで広い範囲のブドウを買い、20種類以上のピノを造っている。ワイナリーは、ブドウ畑とは無縁の倉庫街の一画。でも、施設の中には樽がぎっしり。

Siduri


予約制なので朝10時に予約を入れて訪れる。テイスティング料は無料。Siduri ラベルで造られているのはピノノアールのみ。ピノ以外の品種は Novy という姉妹ラベルで造られている。担当のお姉さんの簡単な話を聞きながら様々な地域のピノをテイスティング。

・2007 Siduri Chehalem Mountains Pinot Noir ($29) GOOD!
・2007 Siduri Amber Ridge Vineyards Pinot Noir ($45) GOOD!
・2006 Siduri Cargasacchi Vineyard Pinot Noir ($49)
・2007 Siduri Rosella's Vineyard Pinot Noir ($50) GOOD!
・2008 Siduri Pisoni Vineyard Pinot Noir ($55) GOOD!

・2008 Novy Willamette Valley Blanc de Noir ($24)
・2006 Novy Napa Valley Syrah ($19.50)
・2006 Novy Simpson Russian River Valley Syrah ($29)
・2006 Novy Christensen Vineyard Syrah ($29)
・2007 Novy Papera Vineyard Zinfandel ($33)
・2008 Novy "Oley" Late Harvest Viognier ($15)

オレゴンの Chehalem、ソノマの Amber Ridge、サンタバーバラの Cargasacchi、Rosella's、Pisoni。どれも一度は耳にする錚々たる畑たち。これだけ横並びで飲めると地域ごとの特徴を比べられて嬉しい。しかしどれも美味しい!さすが Siduri。中でもカリスマ畑 Pisoni は、ブルーベリーやブラックベリーのフルーツ味がぎゅっと凝縮、奥深い1本。素晴らしいピノの後だけに Novy はそれほど印象に残らなかったけれど、シラーは美味しかった。
※ただ、収穫時期の倉庫系ワイナリーは、fruit fly という小バエがたくさん、、、(汗)

Siduri






■ Paradise Ridge Winery (パラダイス・リッジ・ワイナリー)
高台の上に建つのは、素晴らしい景観を持つ Paradise Ridge。テラスから見下ろすワイン畑と田園風景は、ため息もののまさにパラダイス。

Paradise Ridge Winery


Paradise Ridge は日本人に馴染み深いワイナリー。慶応元年(1865年)、薩摩藩英国留学生として海を渡った長沢鼎(なかさわかなえ)という留学生が、後にカリフォルニアに渡り、ソノマにワイナリーを創設する。ナガサワワインは米国ワインコンクールで優秀な成績を収め、イギリスに最初に輸出されたカリフォルニアワインもナガサワワインだったそう。

もちろんすべてが順調だったわけではなく、度重なる火災やフィロキセラ(ワインブドウの樹を壊滅させる害虫)、宗教弾圧や禁酒法、排日運動など、ワイナリーは何度も危機に陥る。それでもサムライ・ワインメーカーの血は受け継がれ、今なお長沢の名を残す畑 Nagasawa Vineyard として眼下に広がっている。(※このストーリーは集英社コミック『ソムリエール』8巻にも収録されています。ちょっと感動的なお話。)

Paradise Ridge Winery


そんな畑を眺めながらテイスティング。テイスティング料は5ドル。ワインを購入すると差し引いてくれる。

・2008 Grandview Vineyard Sauvignon Blanc ($20)
・2007 Nagasawa Vineyard Estate Chardonnay ($30)
・2008 Hoenselaars Vineyard Brides Blush Rose ($18)
・2007 Pinot Noir ($35)
・2005 Hoenselaars Vineyard Estate Syrah ($35) GOOD!
・2006 Hoenselaars Vineyard Estate Zinfandel ($34) GOOD!
・2006 Rockpile "The Convict" Zinfandel ($38)
・2005 Rockpile Vineyard Cabernet Sauvignon ($55)

印象に残ったのは、シラーらしいパワフルさを持つシラー、これまたいいパワフルさを備えたジンファンデル、ウェディングも行われるこのワイナリーにぴったりのキュートな甘口ピンクロゼ。噂の Nagasawa Vineyard のシャルドネ、美味しかったのだが、ふと気がつくとカウンターに置かれていたボトルは Nagasawa ではなかった。。今飲んだの Nagasawa じゃなかった?疑惑。陽気なスタッフのお姉さん、朝からかなり酩酊してたからなー。

Paradise Ridge Winery


まだ造りかけですが、1Fには長沢鼎記念館があります。見学無料。
Paradise Ridge Winery






■ Seghesio Family Vineyards (セゲシオ・ファミリー・ヴィンヤーズ)
昨年、ワイン評価誌 Wine Spectator The Top 100 Wine of 2008 の10位に、なんと20ドル代のカリフォルニアワインがランクイン!それがここ Seghesio のジンファンデル。もともとジンファンデルには定評のあるワイナリーだったけれど、このランクインでますます知名度が上がる。

Seghesio Family Vineyards


ワイナリーは Healdsburg のダウンタウンの近く。ピクニックエリアもあり、静かで雰囲気のいいワイナリー。対応してくれたお兄さんも説明好きで好印象。テイスティング料は5ドル。

・2007 Costiera Pinot Noir ($42)
・2006 Chianti Station ($40)
・2007 Rockpile Zinfandel ($36) GOOD!
・2007 Old Vine Zinfandel ($36) GOOD!
・2005 Home Ranch Cabernet ($28)
・2005 San Lorenzo Petite Sirah ($45)

Wine Spectator 10位にランクインしたのは 2007 Sonoma Country Zinfandel。今回それは飲めなくて残念だったけど、それ以外のジンファンデルも美味しい。特によかったのは、近年カリフォルニアAVAに認定されたばかりの Rockpile のジンファンデル。スパイシーかつ深くてエレガント。Paradise Ridge でも Rockpile のジンを飲んだけれど、Seghesio のほうがずっといい。(ヴィンテージの違いも大きいけど。)どのジンファンデルも、口に含んだときにふわっと心地よい甘さを感じる。Seghesio の株がぐぐっとアップ。

Seghesio Family Vineyards





■ Ferrari-Carano Vineyards and Winery (フェラーリ・カラノ・ヴィンヤーズ&ワイナリー)
駐車場から建物まで、素晴らしく手の行き届いた庭園を抜けると、ヴィラ・フィオーレ(Villa Fiore)と呼ばれる宮殿がどーん。広大な庭には優雅な噴水。咲き乱れる花々。ネバダ州リノにあるエルドラドホテル&カジノのオーナーが経営していると聞いて納得。。(ちなみにこの時期はすっかりクリスマスムード。外灯の装飾はまるでディズニーランドのよう。)

Ferrari-Carano Winery


ラベルは見知っていたけれど、飲むのは初めて。地下にリザーヴ専用のテイスティングルームがあるらしいのだけれど、今回は通常テイスティング。テイスティング料5ドルで4種類を選択。

・2007 Siena Sonoma County ($23)
・2007 Zinfandel Dry Creek Valley ($28)
・Villa Fiore Cabernet Sauvignon Alexander Valley ($19)
・2006 Cabernet Sauvignon - Alexander Valley ($34)

1本目サンジョベーゼベースの Siena はスムース、パワフルでカリフォルニアらしいサンジョベーゼで悪くない。それ以外は印象に残らず。思い出すのは豪華絢爛なお庭と宮殿。

Ferrari-Carano Winery





■ A. Rafanelli Winery (エー・ラファネリ・ワイナリー)
カリフォルニアワインの大御所かんちゃんに飲ませてもらったメルローと、House of Prime Rib で飲んだカベルネがとても美味しく、今回待望の訪問となった A. Rafanelli。

A. Rafanelli Winery


予約の時間に到着すると、先に来ていたグループと共にぞろぞろ樽倉庫へ移動。自己紹介もぽんっと渡されたワインの説明もなく、ちょっと不満。ツアー中もなーんとなくの雑談風。歴史ある樽庫は素敵だったけどさ。

A. Rafanelli Winery


メインの小さな小屋に戻ってテイスティング。ツアーやテイスティング料は無料。

・2007 Zinfandel Dry Creek Valley (控え忘れ) GOOD!
・2007 Merlot Dry Creek Valley (控え忘れ)
・2006 Cabernet Sauvignon Dry Creek Valley ($45) GOOD!

私の一番のお気に入りはジンファンデル。スムースで落ち着きのある上品なジンで、最初ジンファンデルとわからなかった。夫のお気に入りはどっしり王道カベルネ。ワインメーカーの方がボトルにサインをしてくれると聞いていたのでお願いすると、さすが慣れているらしく、Kanpai! と書いてくれた(笑)。お店ではほとんど見かけない貴重な A. Rafanelli ワイン。ワイナリー訪問時には是非。

A. Rafanelli Winery
※ただし、ここも倉庫系ワイナリーなので、fruit fly (小バエ)がひどかった、、、(涙)


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素晴らしいピノ勢ぞろいの Siduri、ため息の出るような風景が広がる Paradise Ridge、賞の実力は確かだった Seghesio、ゴージャス気分で Ferrari-Carano、素朴な実力者 A. Rafanelli。今回のワイナリー巡りはどこも個性的でよかった。

ブドウの葉は品種によって色づき方が違うそうで、カベルネやジンファンデルの多いナパは赤く、ピノやシャルドネが多いソノマの地域は黄色になるそう。(あ、間違っていたら訂正してください、、汗)

この時期に訪れるワインカントリーは日本の紅葉に負けないくらい本当に美しい。ワインと、ワインの母であるブドウの樹と、熱い思いのもとワインを造り続ける人々の努力に感謝。


Siduri Wines (要予約)
http://www.siduri.com/
Paradise Ridge Winery
http://www.prwinery.com/
Seghesio Family Vineyards
http://www.seghesio.com/
Ferrari-Carano Vineyards and Winery
http://www.ferrari-carano.com/
A. Rafanelli Winery (要予約)
http://www.arafanelliwinery.com/


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嬉しい誕生日プレゼント☆
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by shina_pooh_at_sfo | 2009-11-25 05:16 | ワイン&ワイナリー

No.756 黒猫ワイン

黒猫親としては見逃せないワインがありまして。

Zeller Schwarze Katz (ツェラー・シュヴァルツェ・カッツ)というドイツの白ワイン。Schwarze (黒い) Katz ()という意味のこの黒猫ワインは、「黒猫が乗った樽のワインが一番おいしかった」という伝説から造られ始めたんだそう。今ではたくさんの造り手がいろんな黒猫ラベルでこのワインを造っている。

2007 Dr. Beckermann Zeller Schwarze Katz Sekt Trocken Zeller Schwarze Katz 2005 Ewald Theod. Drathen Zeller Schwarze Katz




中でも極めつけだったのが、これ。やられました。しかも12ドル。即買いです。(親バカ。)

2007 Moselland Erzeugerabfullung Riesling Qualitatswein Zeller Schwarze Katz


どれも甘口リースリング。種類によってはスパークリングだったりもする。アルコール度数も低くて飲みやすく、和食に合いそうな黒猫ワイン。見つけたらお手に取ってみてください。

※しっかし、どうしてこうドイツワインの名前っていうのは難解なんだ。。ツェラー・シュヴァルツェ・カッツ。
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by shina_pooh_at_sfo | 2009-10-20 06:02 | ワイン&ワイナリー

No.739 Ridge Vineyards で Monte Bello ワインテイスティング@Cupertino

この風景だけでどこかわかった方は通。そう。クパティーノの山の上にある Ridge Vineyards (リッジ・ヴィンヤーズ)。カリフォルニアを代表する素晴らしいワインを造るワイナリーで、私たちが初めて惚れ込んだワイナリーでもある。1年ぶりの再訪

Ridge Vineyards


夏恒例で行われる Summer Wine Series Tasting。この日の目玉は 2006 Monte Bello Chardonnay のテイスティング。これまでセカンドワイン的な Santa Cruz Mountains Chardonnay は飲んだことがあったけれど、Monte Bello は初めて。良い年にしか造られない貴重なシャルドネ。

Ridge Vineyards


通常テイスティングは10ドルだけど、リストの最後に Monte Bello の文字を見つけ迷わず25ドルのテイスティングをチョイス!Monte Bello のシャルドネとカベルネの両方が飲めるなんて!しかもRIDGEロゴ入りグラス付き。以下、今回のテイスティングラインナップ。

・2007 Santa Cruz Mountains Estate Chardonnay ($40)
・2006 Monte Bello Chardonnay ($60) GOOD!
・2006 Lytton Springs Zinfandel ($35)
・2006 Pagani Ranch Zinfandel ($36) GOOD!
・2006 York Creek Zinfandel ($30)
・2006 Santa Cruz Mountains Estate Cabernet ($40)
・2005 Monte Bello ($148)  GOOD!

Monte Bello のシャルドネは、Santa Cruz Mountains のシャルドネよりさらに上品な香りと樽香。アメリカの樽の強いシャルドネが苦手になってきた私たちも大満足。期待の Monte Bello のカベルネブレンド。70% Cabernet Sauvignon、22% Merlot、6% Petit Verdot、2% Cabernet Franc。それほど強くないマイルドなタンニン。複雑で、何より後味がとても長い。同じボルドーブレンドでもナパのそれとはまた違う。実は、うち夫婦の「記念年ワインを飲もう」プロジェクトで、2031年にこの 2005 Monte Bello を開ける予定。22年後!何歳だ?さらにさらに深くなってくれることを期待。

Ridge Vineyards


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いつもいつも同じことを書いてしまうんだけど。
いつ訪れても、どんなに混んでいても、リッジのスタッフは親切丁寧。1人たりともお客さんをおろそかにしない。みんなワインに詳しくて、リッジのワインが大好きで、楽しそうに話す口調からそれが伝わってくるもんだから、こちらまで嬉しくなる。「私たちもリッジのワインが大好きですよー!

Ridge Vineyards
今回のランチは Lee's Sandwich のベトナムサンド@クパティーノ。
外のピクニックエリアには幌がついて日陰になっていました。よかった。



今週末(September 5-6, 2009)、Fall Release Weekend と題して、やはり Monte Bello のシャルドネとカベルネ(new release 2006)が飲めるそうです。テイスティング料25ドル、RIDGE ロゴ入りグラス付き。
(注:特別イベントでない通常時は、テイスティング料5ドルですが、グラスはついてきません。)

Ridge Vineyards
http://www.ridgewine.com/
Ridge Viyneyards ※日本語サイト
http://www.ridgewine.jp/
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by shina_pooh_at_sfo | 2009-09-04 05:17 | ワイン&ワイナリー

No.730 ワインカントリー・ガイドブック☆ 『カリフォルニア・ワイントピア』

ワインライターの旦那様を持つお友達のゴマさんが執筆されたワインカントリーのガイドブック 『カリフォルニア・ワイントピア』 が出版されました072.gif (ゴマさん、発刊おめでとうございます!)

Durif
わいんのむ?


ゴマさんの人柄のような優しくわかりやすい文章&翻訳でつづられるこのガイドブック。カリフォルニアワインの代表的なブドウ品種の説明に始まり、ワインラベルの読み方、お勧めワイナリー、魅力的なレストラン、テイスティングルームでのテクニック、などなど。いわゆる教科書的なガイドブックではなく、これまでお2人が実際の肌で感じてきた生の視点で書かれています。かといって単なるエッセイではなく、ブレイクさんの確かな経歴と知識に基づいた内容。ブレイクさんがそっと教える「ワインライターの日常」コラムも、この本ならではのスパイス。

カリフォルニアならではの青い空と雄大なブドウ畑。個性的なワイナリーの数々。読めば読むほどワインカントリーに飛んで行きたくなってしまう!そんな言葉がぴったりな一冊。「ワインのことはよくわからないんだけど、ちょっとカリフォルニアワインを勉強してみたいな」という方には特に是非!読んでいただきたいガイドブックです。


日本では書店や楽天、アマゾンで購入可能。楽天は日本国内なら送料無料、アマゾンは海外発送可能です(本より送料のほうが高いですが、、)。アメリカ在住であればお近くの紀伊国屋書店でお取り寄せできるそうです。

■ 楽天
カリフォルニアワイントピア
■ アマゾン
カリフォルニアワイントピア ~極上ワイナリーへの旅~ (私のとっておき)



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著者略歴:
W. Blake Gray (W. ブレイク・グレイ)
サンフランシスコ・クロニクル紙のワイン記者・編集として、2007年まで年間200種類以上のワインを評価。2000年には、ナパ・ヴァレーを紹介する初のインタラクティブ・オンライン・ガイドを立ち上げている。サンフランシスコに拠点を置くワイン・ネゴシアンのCEO副社長として活躍。ワイン、蒸留酒、カクテル等、数々のコンテストの審査員、またワインの殿堂(Vintners’Hall of Fame)の選考会委員長を務めている。1991年から98年まで東京に在住し、美味しい日本酒と真美に出会う。

石川 真美
北京大学を卒業後、テレビ東京でアナウンサー、報道局国際部記者を務める。2002年に結婚を機会に、サンフランシスコに移住。現在はアメリカの日本酒業界に身を置く。山梨県生まれの、旅行、ダイビング大好き人間。ブログ「サンフランシスコ・ワイン日記」でサンフランシスコ生活とワイン徒然を更新中。

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by shina_pooh_at_sfo | 2009-08-19 04:08 | ワイン&ワイナリー

No.727 今年も最高の Diamond Creek と Failla のラブリーピノ@Napa

ブルゴーニュワインを語り始めたら夢の世界へ行ってしまう(笑)ブルゴーニュ命のTさんにお誘い頂いて、ナパの Diamond Creek で毎年開催されるテイスティングイベントへ。素敵なピノにも出会った大収穫のナパツアー。



■ Failla Wines (フェイラ・ワインズ)
ナパ北部カリストーガにあるワイナリー、Failla。オーナー兼ワインメーカーは、カリフォルニア・ジンファンデルの金字塔 Turley のワインメーカーも勤める!Ehren Jordan (アレン・ジョーダン)氏。San Francisco Chronicle 誌の "Winemaker of the Year 2008" にも選ばれている。それだけでも興味津々だったけれど、今年のピノノアールの祭典 Pinot Days でワインの大御所かんちゃんゴマさんが「Failla のピノは美味しかった」と言うものだから、それは飲んでみなければ。

テイスティングは完全予約制。丁寧なメールのやり取りで好印象。朝の11時。私たちあわせて3組6人。(うち1組はシカゴでワインバーを営んでいるカップル。Failla の大ファンっぽい。)

Failla のテイスティングルーム兼オフィスはとっても素敵!古い山小屋風の建物の中は、こだわりのインテリアやアンティークでいっぱい。もちろん著名なワインボトルもたくさん並んでいて、これらはジョーダン夫妻がこれまで飲んだワインなんだとか。

Failla

リビング風のソファーに座って、ワイナリーの歴史やワインの説明を聞く。アットホームな雰囲気の中、ワインを傾けながら質問したり談笑したり。柔らかい時間がゆったり流れていく。

Failla Failla

テイスティング料は1人10ドル。ワインを買うと差し引いてくれる。

・2007 Chardonnay Monument Tree Anderson Valley ($38)
・2007 Pinot Noir Sonoma Coast ($34)
・2007 Pinot Noir Keefer Ranch Russian River ($45) GOOD!
・2006 Pinot Noir Hirsch Vineyard Sonoma Coast ($65) GOOD!
・2007 Syrah Phoenix Ranch Napa Valley ($42) GOOD!

文句なく美味しいピノ。特に単一畑の Keefer と Hirsch Vineyard はどちらも著名な畑だけあって本当に美味しい。Keefer は鮮やかなベリー系、Hirsch はより上品で落ち着きがあり、果実味と酸味のバランスがとてもいい。フェイラはブルゴーニュスタイルのピノを目指しているんだそう。もう、うっとり。先日のFreemanに引き続き、素晴らしいピノに出会えたもんだ。

最後のシラーがまた驚き。フルーツ爆弾みたいなカリフォルニアのシラーではなく、パワフルだけど落ち着きがあり複雑。ヴィオニエがブレンドされているからかお花のような後味が残る。夫は「Turley のワインみたい」と。前年の 2006 Syrah Phoenix Ranch Napa Valley は、Wine Enthusiast 誌の2008年 TOP 100 の第一位に選ばれたんだそう。

ワインは言うまでもなく、ワイナリーの雰囲気や対応も申し分なくご満悦。いやー、来てよかった。

Failla





Diamond Creek Vineyards (ダイアモンド・クリーク・ヴィンヤーズ)
カリフォルニアのプレミアワイン、Diamond Creek。今年も運よく年に一回のテイスティングイベントに参加できて幸せ。

Diamond Creek Vineyards


2時からのツアーには去年参加したため(去年の様子はこちら)、今年は3時からのテイスティングより参加。ダイアモンド・クリークには "Lake"、"Red Rock Terrace"、"Gravelly Meadow"、"Volcanic Hill" の4種類のカベルネ・ソーヴィニヨンがある。「Lake」は特別で良年にしか造られない。今年も「Lake」以外の3種類、リリース予定の2007が飲み放題!

Diamond Creek Vineyards

Red Rock Terrace は果実味と酸味が豊か。Gravelly Meadow は深みのある重厚で複雑なワイン。Volcanic Hill は Red Rock Terrace に少し似ていて、酸味控えめ、タンニンしっかり、暑い中でもきりっとした印象。香りがどんどんよくなる。最初は Volcanic Hill が一番好きだったけれど、最後は Gravelly Meadow に落ち着く。いや、落ち着けない。どれも最高に美味しい。未リリースの段階でこれだけ美味しいのに、何年か寝かせたらどうなるんだろう。

目下、ナパで一番好きなカベルネ。(これ以上高いナパのカベルネなんてそうそう飲んだことないもので。苦笑)でも、1本175ドル。Lake に至っては 1999 ヴィンテージが400ドルです。買えませんってば。

Diamond Creek Vineyards





■ Frank Family Vineyards (フランク・ファミリー・ヴィンヤーズ)
こちらもカリストーガにあるワイナリー。去年(2008年末)頃まではナパにおいてテイスティング無料!と重宝がられていたけれど、現在は10ドル。ご時勢ですかね。(ワインを買うと差し引いてもらえる。月から木は無料。)

Frank Family Vineyards

・Blanc de Blancs ($35)
・Rouge ($35)
・2007 Chardonnay, Napa Valley ($32.50)
・2007 Reserve Chardonnay, Carneros ($55)
・2006 Zinfandel, Napa Valley ($36.75)
・2005 Cabernet Sauvignon, Napa Valley ($45) GOOD!
・2005 Rutherford Reserve Cabernet Sauvignon ($85) GOOD!

Frank Family はスパークリングも造っていて、Rouge は100%ピノノアールのチャーミングな色が印象的。色とは一転、思ったよりドライでブラックベリーのような濃い味。その他のワインもどれも美味しい。この「どの品種を飲んでも一通り美味しい」を満たすワイナリーは貴重ですごいと思う。

ただ、朝一だったので準備が出来ておらず対応がかなりおろそか。目も見ず注ぐだけのワインもあったり。それはないよなー。でも、朝からすごく人気のワイナリーだった。ちゃんと対応してくれる時に来ればワイナリーの印象も全然違ったかも。

Frank Family Vineyards





■ Alpha Omega Winery (アルファ・オメガ・ワイナリー)
1、2年ほど前に初めて名前を聞き、それがどれもいい評判で、あれよあれよという間に有名になっていった感のあるワイナリー Alpha Omega。29号線沿いに大きな看板。

Alpha Omega Winery

モダンで洗練されたワイナリー。テイスティングルーム内も、天井が高くスタイリッシュ。ボトルを購入し、テラスで楽しむ人も少なくない。

Alpha Omega Winery

テイスティング料は15ドル。プラス10ドルでシグネチャーワイン ERA を飲むことが出来る。最近話題の、デキャンタージュしなくてもグラスにワインを注ぐ段階で同じ効果が得られるワインエアレーターで注がれる。へぇ。(ワインエアレーターは「カリフォルニアワインのお勝手口」でも紹介されてます。)

・2008 Sauvignon Blanc Napa Valley ($34)
・2006 Chardonnay Napa Valley ($46)
・2006 Cabernet Sauvignon Napa Valley ($74)
・2006 Rroprietary Red Wine Napa Valley ($82) GOOD!
・2006 ERA Napa Valley ($160) GOOD!
・2007 ERA Napa Valley (バレルテイスティング) GOOD!

ERA はカベルネソーヴィニヨンとメルローがほぼ同比率のブルゴーニュスタイルブレンド。Oakville や To Kalon、Spring Mountain のブドウが使われている。どっしりとしたタンニンでさすがに美味しい。2006を飲んだ後、2007のバレルテイスティングまで。若さはあるけどこれもいい。でも、160ドルとは強気の値段設定。(だったら私は175ドルの Diamond Creek を買いたい。)

ナパでは珍しく6時まで開いているワイナリー。私たちも一日の最後に訪れた。ワイナリー人気と遅い訪問が重なってか、対応が相当にいい加減。平気で長時間放置されるし、ワインは飛ばされるし、ボックスワインを売りつけようとするし。商業的になりすぎてて、、、残念。

Alpha Omega Winery


-+-+-

今回はどのワイナリーも全体的に美味しかった。Failla と Diamond Creek はもちろん、Frank Family と Alpha Omega もレベル高し。(ワイナリーの対応がよければ本当によかったのに。)樽香の強すぎるカリフォルニアのシャルドネが最近苦手だったけど、今回飲んだシャルドネはどこも上品で美味しく、カリフォルニアのシャルドネも悪くないな、と再認識。

ブドウがすっかり実をつけて房になっていた。ナパのブドウの成長を見ていると一年が巡るのが本当に早い。

Failla Wines (要予約)
http://www.faillawines.com/
Diamond Creek Vineyards (一般非公開)
http://www.diamondcreekvineyards.com/
Frank Family Vineyards
http://www.frankfamilyvineyards.com/
Alpha Omega Winery
http://www.aowinery.com/
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by shina_pooh_at_sfo | 2009-08-11 10:48 | ワイン&ワイナリー

No.674 Akiko さんのワインと素敵なソーヴィニヨン・ブラン@Sonoma

とある週末。オーダーしていたワインをピックアップしに、雨降りそぼる中ソノマへ。


■ Freeman Vineyard & Winery (フリーマン・ワイナリー)
メーリングリストでオーダーしたワインを取りに訪れたのは、ソノマにある Freeman。オーナーは Ken Freeman さんと日本人の奥様 Akiko Freeman さん。日本人の方というだけでも「お!」と思うけれど、Freeman のワインメーカーはピノノワールの造り手第一人者として名高い Ed Kurtzman 氏。(Chalone、Testarossa を経て、現在 Roar や August West のワインメーカーでもある。えっと、すごい人です。)ワイナリーは完全予約制。ホームページにも住所は載っていない。

Freeman Winery


フラッグシップ(代表ワイン)である Akiko's Cuvee は、3人がそれぞれブレンドしたワインを3人がブラインド・テイスティングし、最良のものをその年のブレンドワインとして出している。結果、初ヴィンテージの2002年から2007年ヴィンテージまでずっと Akiko さんブレンドが選ばれているんだそう。すごい!

Freeman Winery

この日は年に一度のオープンハウスの日。テイスティングが出来、ワイナリーの方々とお話も出来て、オーダーしたワインを受けとる。初めてお会いした Akiko さんは、優しくてきぱきした物腰の方。日本語っていい。今回のテイスティングは2006と2007のほぼフルラインナップ。

・2007 Ryo-fu (涼風) Chardonnay ($40) GOOD!
・2006 Russian River Valley Pinot Noir ($38) GOOD!
・2006 Sonoma Coast Pinot Noir ($38) GOOD!
・2006 Akiko's Cuvee ($48)
・2007 Russian River Valley Pinot Noir ($38)
・2007 Keefer Ranch Pinot Noir ($45)
・2007 Sonoma Coast Pinot Noir ($38) GOOD!
・2007 Akiko's Cuvee ($48) Today's BEST!!!

初めて飲んだ Ryo-fu (涼風)はその名の通りさわやかでカリフォルニアらしくないシャルドネ。評判どおり美味しい。この日1日の中で最高に美味しかった!のが、2007 Akiko's Cuvee。香りからして目がまん丸。フルーティさと複雑さが最高に調和。まとまりがあり、後味も強烈過ぎず。フランスのピノを思わせる。今回お買い上げしたのがその 2007 Akiko's Cuvee。あと数年後に最高の飲み頃を迎える。誰とどんなシチュエーションで飲んでるんだろう、と想像するのも楽しみのひとつ。




■ Martinelli Winery (マルティネリ・ワイナリー)
何人かのワイン好きの方々にお薦めいただいて初の訪問。1887年にイタリア移民のマルティネリ夫妻によって始められた、カリフォルニアでは古い歴史を持つワイナリー。1993年にジンファンデルで有名な Turley の Helen Turley 女史がコンサルタント・ワインメーカーとして加わり、ワイン誌からの評判も高い。

Martinelli Winery

シャルドネ、ピノノアール、シラー、ジンファンデルを主力とし、各品種、畑や地域ごとに何種類ものワインを造っている。いろんな種類のラベルが印象的。テイスティング料は無料。今回テイスティングしたのは以下。

・2006 Woolsey Road Chardonnay ($36)
・2005 Zio Tony Ranch Chardonnay ($50)
・2005 Bella Vigna Pinot Noir ($40)
・2006 Lolita Ranch Pinot Noir ($60)
・2005 Terra Felice Syrah ($45)
・2007 Giuseppe & Luisa Zinfandel ($50)
・2007 Vigneto di Evo Zinfandel ($30)

最初の2つのシャルドネはどちらも辛口すぎてあまり好みではなく。ピノ2本はどかーんとフルボディ系。個人的に一番好きだったのはジンファンデル。パワフルすぎず、ジンファンデルらしいちょっと甘めの果実味。夫はジンファンデルはいまいちだったらしい。

Martinelli Winery

期待が大きすぎたせいか、全体的に普通な印象のワイナリー。機会があれば1本腰をすえて飲んでみたい。




■ Merry Edwards Winery (メリー・エドワーズ・ワイナリー)
夫がずっと訪問したがっていた Merry Edwards。オーナー兼ワインメーカーは、その名の通り Merry Edwards 女史。1970年前半、カリフォルニアでも女性ワインメーカが大変珍しい時代にそのキャリアを開始。少しずつ、でも確実に Russian River Valley に自分のブドウ畑を広げ、着実に名声を上げてきた努力の人。

Merry Edwards Winery

少し前までは予約制だったが、現在は予約なしでもOK。ある程度人数が集まったら部屋に入ってテイスティング開始。テイスティング料無料。最初にソノマや Merry Edwards についての説明があり、ワインを注いでくれる。

・2007 Russian River Valley Pinot Noir ($42)
・2006 Coopersmith Pinot Noir ($54) GOOD!
・2008 Sauvignon Blanc ($30) GOOD!

2本目の Coopersmith のピノは優しい香りと後味。女性らしいワインに思わずほぅっと。(クーパースミスというのは、メリー・エドワーズさんのご主人のラストネーム。)ここで一番衝撃的だったのがソーヴィニヨン・ブラン。白い花のような香り、少し甘め。Duckhorn 以来、本当に久し振りに感動したカリフォルニアのソーヴィニヨン・ブラン。それもそのはず、ワイン誌からも非常に高い評価を受けており、Wine Spectator 誌ではソーヴィニヨン・ブラン歴代最高スコア96ポイント。本当においしかった。

Merry Edwards Winery


ワイナリーの説明の人も明るく、いいワイナリーだった。老猫には引っかかれたけど、、、(涙)予約をすれば着席形式のプライベート・テイスティングも可。

Merry Edwards Winery


それにしても、この日テイスティング料はすべてタダ。さすがソノマ。商業ナパとは違いますな。


Freeman Winery (要予約)
http://www.freemanwinery.com/
Martinelli Winery
http://www.martinelliwinery.com/
Merry Edwards Winery
http://www.merryedwards.com/
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by shina_pooh_at_sfo | 2009-05-17 03:57 | ワイン&ワイナリー

No.656 フォアグラとソーテルヌのマリアージュ(Foie Gras and Sauternes)

世界三大珍味の1つに数えられるフォアグラ。甘美な極上甘口ワインのソーテルヌ。フランスでは、このフォアグラとソーテルヌが伝統的なマリアージュ(一緒に飲食して相乗効果でおいしい組み合せ!)とされている。

そしてそれは夫の夢でもあった。
4月は夫の誕生日。お誕生日に、叶えてあげよう、きみの夢。049.gif


フォアグラのパテはよく見かけるけれど、フォアグラそのものをようやく見つけたのは高級グローサリーストア Draeger's。ポンドあたり $44.95なり。今回手に入ったのはガチョウではなく鴨のフォアグラだったので、これでも多少お安め。手の温度ですら溶けてしまうというフォアグラ(脂肪の塊ですから)。フライパンの熱で溶けないように表面に小麦粉をまぶし、強火でさっとソテー。

世界最高級のソーテルヌとして名高いシャトー・ディケムにはさすがに手がでない。Draeger's ごひいきの造り手で、悪くない年1999年のハーフボトルを購入。



1品目 フォアグラのソテー
塩こしょうをふり、バターでソテー。うお!溶けてる!?急いで救出。一回り小さくなっちゃったけど、、ご感想は?「おぉ、脂っこいフォアグラの脂と極甘口のソーテルヌの糖度がいい意味で相殺しあい、新たな旨味が生まれる!!!」甘口マディラワインをベースにしたソースも用意したけれど、粗くふった塩こしょうだけで充分にいけるんだとか。

Foie Gras


2品目 フォアグラ丼
夫たっての希望。フォアグラ丼。こちらは市販の照り焼きソース。ご飯には海苔もトッピング。2品目だけあってかりっと焼き加減もうまくいったし、これは旨くないわけがない。ソーテルヌとのマリアージュは?「最高・・・(夢の中)。」照り焼き味でも?(笑)

Foie Gras


・・・ところが。フォアグラ丼1切れを食べ終わったところで夫ギブアップ。だって隣で見てるだけで胸焼けしそうな油の量。最後にはご飯が1センチくらいの油にたぷたぷ浸ってた。今回用意したフォアグラは約150g。レストランで見る量の3~4倍くらい。胸焼けした夫は、ほうじ茶をすすり胃薬を飲んでダウンしたのでした。。なんて誕生日だ。

とりあえず、フォアグラとソーテルヌの夢のマリアージュは最高だったという感想を胸に、もう二度とこの企画はやらないでしょう。(それでも翌日、残ったフォアグラ丼をうまいうまいと懲りずに食べていました。)

Foie GrasFoie GrasFoie GrasFoie GrasFoie GrasFoie Gras

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カリフォルニアでは2012年以降フォアグラが食べられなくなります。
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by shina_pooh_at_sfo | 2009-04-05 23:17 | ワイン&ワイナリー