No.578 自分だけのオリジナルワイン Crushpad

自分だけのオリジナルワインを造る。ワインを好きになると、ブドウの品種や土壌の特性、製造・熟成過程がワインに与える影響にも興味が沸き、知識も増え、そうなると、、、自分で自分だけのワインを造りたくなる。それを実現できるのが Crushpad (クラッシュパッド)。

Crushpad はサンフランシスコにある会社で、オーダーメイドのワイン造りを提供している。ワインラベルだけカスタマイズするサービスはいくつもあるけれど、Crushpad ではブドウの品種から醸造、ラベルまですべて自分仕様のワインを造ることができる。ワイン醸造の知識がほとんどなくても大丈夫。経験豊富なコンサルタントと一から相談しながら進められるし、すべてをお任せで造ることもできる。例えば、「Opus One みたいなワインを作りたいのだが。(えっへん)」でオーダーすることだってできちゃう。

日本にもクラッシュパッド・ジャパン支部があり、ワイン好きの芸能人や会社社長が取り組んでいるのだそう。アメリカだと Food Network の Tyler Florence (タイラー・フローレンス)氏、日本だと島田紳助さんや(まだお名前は出せないけど)大物芸能人がデビュー○○周年記念のワインを造っているとか。

さぁ、あなたも自分だけのオリジナルワインを作ってみませんか?



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・・・と、宣伝はこれくらいにして。ご自分でも Crushpad でワインを造り、クラッシュパッド・ジャパンのメンバーとしてカリフォルニアで陣頭指揮を取る、カリフォルニアワイン界の重鎮かんちゃんに、「Crushpad での作業を手伝ってみる?」とお誘いを受けた。行く、行く!行きますーーー!!!※私たちは自分でワインは造っていません。

初 Crushpad 潜入。倉庫のように広ーい空間に、大型機械やら正方形タンクやら積み上げられた樽やら。あたりは樽とワインの香り。一角には Crushpad で造られたワインがずらり。かんちゃんや友達のギャブゥさんのワインも発見。ラベルはどれもすごく凝っていて、それぞれの由来や思い入れをつい考えてしまう。

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今回お手伝いする作業は、ブドウの選果(sorting)。収穫したブドウの山から、紛れ込んだ葉っぱやワイン造りに向かない房などを取り除く作業。傷んだブドウや干からびたブドウが混じっていると、当然ワインの味に影響してくる。それってすごく重要な作業なんじゃ、、、プレッシャー。

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今回のブドウは、赤ワインの代表品種カベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)。ベルト・コンベアの流れが速く、間に合わなければブドウをコンベアの先頭にぐおーっと押し戻しながら必死でより分ける。真剣ド集中。ぱぱっぱぱぱぱっ!腕が10本、目が20個欲しい!

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ふぅ~。特大ボックス3杯分のソーティング終了。ご褒美に(?)かんちゃんが樽に入っているワインを試飲させてくれるとのこと!(バレルテイスティング。)樽に入って1年経った2007年のワイン、樽につい先日入れたばかりの2008年のワイン。熟成過程のワインたちを味わいながら、まだこれからの変化やポテンシャルを考えるとすごくすごく面白い!

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ああ、私、ワイン好きなんだなぁと改めて再認識した1日でした。(かんちゃん、本当にありがとうございます。)正直これまでは、自分で造るよりも専門家が造った美味しいワインを飲むほうがいいじゃん、と思っていたのですが。生きているワインを観察して手を加えて育てていく。この楽しみを知ってしまった人がワイン造りにはまる気持ち、今はよく理解できます。Crushpad にご興味のある方は是非かんちゃんにご連絡を!(かんちゃんの連絡先はこちら。このブログにコメント頂いてもいいです。)

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WARNING: WINEMAKING IS ADDICTIVE !


・子供の生まれた年の記念ワインに(成人のプレゼントになりますよ)
・会社の創立記念に
・自分のレストランのイメージや料理にあうワインを
・ワイン好きな友達を集めて、など

Crushpad
http://www.crushpadwine.com/
クラッシュパッド・ジャパン
http://www.crushpad.jp/

Crushpad は、2004年サンフランシスコで設立された会社。1樽単位で契約でき、ブドウの品種選び、畑選び、熟成させる樽選び、ラベルデザインなどをプロフェッショナルなコンサルタントやラベルデザイナーと相談しながら進められ、大規模な設備などは Crushpad のほうで用意してくれる。1樽から約24~25ケース、約300本のワインが出来る。※値段はブドウの品種や畑によって異なります。料金や詳しい内容はサイトをご確認ください。



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時間の合間に、かんちゃんが Crushpad 内を案内してくれました。初歩的な私たちの質問にも丁寧に完璧に答えてくれる。さすがー♪

手でソーティングしたブドウ。さらに茎とブドウの粒を分離させる機械にかけると、

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見事!きれいにブドウの粒だけに!

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ソーティングの後は一次発酵。一次発酵を行うボックスがずらり。

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容器の中では、なんとぶくぶくぼこぼこ発酵中!酵母の働きにより、果汁の中の糖分からアルコールと二酸化炭素を生成するプロセス。

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発酵中は温度が上がるため、ドライアイスを豪快に投入して温度を下げることも!

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この後、ブドウを圧搾(press)して果汁を絞りだす。

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自然に落ちてくる果汁(フリーラン)は最もさらっとエレガント。圧力をかけて絞り出した果汁には皮の渋みやタンニン、糖度がより含まれている。フリーラン、圧力 0.2、0.4、0.6、0.8、1.0 と順番に飲み比べさせてもらったけれど、圧力が高いほど確かにタンニンと糖度が増す!これを好みのスタイルに配合して樽に詰める。

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後は樽の中で熟成。これは通称ゼブラと呼ばれる樽。新樽と一度使った樽(ニュートラル)を交互につなぎ合わせ、自分が出したい樽香を調節できる。

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詳しいワインメーキングの過程は、かんちゃんのクラッシュパッド・ジャパン・ブログにて。
http://www.crushpad.jp/cms/index.php?catid=4&blogid=1
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by shina_pooh_at_sfo | 2008-10-31 07:18 | ワイン&ワイナリー


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