No.369 ミシュラン2つ星レストラン Michael Mina@San Francisco

※Michael Mina は、2010年9月、The Westin St.Francis Hotel から旧 Aqua 跡地(252 California Street, San Francisco, CA)に移転。Westin には Michael Mina グループ系列のステーキハウス Bourbon Steak が入りました。


今年の誕生日と結婚2周年のお祝いは、サンフランシスコのフレンチレストラン Michael Mina (マイケル・ミーナ)で。2年連続ミシュラン2つ星★★を獲得したベイエリアでも有数のフレンチレストラン。

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オーナー・シェフ Michael Mina 氏は、やはり2つ星レストラン Aqua のシェフを数年間務めた後、2002年に Mina Group を創設。サンフランシスコの Michael Mina を始め、ラスベガスにも有名店を数店持つ。場所は、ユニオン・スクエアのすぐ隣 The Westin St.Francis Hotel 1F。

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店内の照明は暗くいい雰囲気。階段を上って右がバー、左がレストラン。バーにはカジュアルな人も多いけれど、レストランの席に通されると周りはほとんどドレスアップ。

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テーブルにはレストラン総支配人からのバースディカード。どこのレストランでもあるのだろうけれど、こうした心遣いは特別な日には嬉しいもの。

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メニューは、3コースの Prix Fixe Menu ($98)と、6コースの Seasonal Tasting Menu ($135)の2種類。今回はいろんな種類を食べられる Seasonal Tasting Menu にて。


1皿目
蟹爪のグリルと海草のサラダ
きつ過ぎない柑橘系のアクセントが蟹を引き締める。お通しちっくなサラダはミントとコリアンダーたっぷり。

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2皿目
うなぎのグリル、木の芽のフリット添え
うなぎの蒲焼が美味しくないわけない。上に乗せられたフリットもさくさくでいい食感。

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・・・と、ここまできて、この2皿がアミューズ(一口オードブルのおもてなし)だったことが判明。ここからが本当のコースメニュー。


1皿目
Marinated Nantucket Bay Scallops (帆立貝柱のマリネ)
Pink Pearl Apple, Yuzu Aioli, Golden Char Roe
一筆書きのように流された柚子ソースともう一種類のソースの上に、甘くて小粒の帆立貝柱。

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2皿目
Crispy Skin Japanese Sea Bass (すずきのソテー)
Butternut Squash, Lobster Mushrooms, Pomegranate Beurre Blanc
身はほくほく、皮はカリカリにソテーされた鱸はさすが。ブールブラン・ソースはバターと白ワインとクリームを煮詰めたフレンチ定番のソースで、これが白身魚にコクを与えてとてもよくあう。

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3皿目
Four Story Hills Farm Poussin (雛鳥のグリル)
Yali Pear, Brussels Sprouts, Poussin Jus
Poussin はフランス語で「ひよこ、雛鳥」。Four Story Hills Farm の鶏はナパの French Laundry でもよく使われるのだとか。うずら系は大好物のはずなんだけど、この雛鳥はぷよぷよし過ぎて苦手だった。

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4皿目
Grilled Veal (仔牛のグリル)
予習したホームページのメニューと異なり仔牛が登場。柔らかく、ソースも美味しかった印象あり。付け合せ。野菜とキクラゲはよかったけれど、脂の塊とニョッキの中間のような物体が正体不明で味もいまいち。(もしかしたらフォアグラだったのかもしれない。カリフォルニアではもうすぐ食べられなくなるので、小さすぎるポーションに夫はがっかり。)

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5皿目
Elysian Fields Farm Lamb Loin "Cassoulet" (ラムのカスレ)
Zolfino Bean Puree, Braised Breast, Haricot Jaune
Cassoulet (カスレ)は、白いんげん豆、肉、玉ねぎ、にんにくなどを煮込んだフランス料理。細長く刻まれたラムの胸肉が肉汁でくたくたに煮込まれてコーンビーフのような食感(お皿左側)。これがロインと一緒に口に運ぶとうまーい。夫、感動。インゲンや白いんげん豆も柔らかくて美味しい。

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(食べかけて慌てて撮影。)


6皿目 (チーズ)
Ardrahan (アイルランド産チーズ)
Pickled Pear, Black Walnut, Thyme Syrup
コースの最後はチーズとデザートから選択。夫が選んだのはチーズ。だけど、、、あまりに寂しいチーズ盛り。数スライスのみ。以前フレンチレストラン Fleur de Lys で出てきたチーズの感動が大きかっただけに、これはちょとかわいそう。

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6皿目 (デザート)
Apple Tarte Tatin (アップルタルト)
Burnt Cinnamon Ice Cream, Sable Breton, Mulled Cider
私が選んだのはデザートのアップルタルト。アメリカンな激甘べっとりアップルタルトと違い、上品で美味しい。脇に添えられたシナモン・アイスクリームはかなり強烈シナモン味。西洋人はシナモン好きですからね。

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最後はお口直しのアイスクリーム。
これは昔も今も変わらず同じアイスクリームらしい。日本のアイスのピノみたい(笑)ダークのほうは、抹茶味にあられの食感が面白い。ホワイトはラムリキュール。

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印象に残っているのは2皿目のすずきのソテー。ラムのカスレも美味しかった。全体を振り返ってお料理にすごーく感動したかというと・・・、個人的には Aqua や Ame のほうが好みだった。Michael Mina で同じメニューをリピートしたいとは思わない。




そんな中、一番感動したのはワイン。

1997 Morey St. Denis, Domaine Hubert Lignier
(モレ・サン・ドニ、ドメーヌ・ユベール・リニエ)

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フレンチだからせっかくなのでフランスワインを飲もう、と意気込んだんだけど、予算内に収まるボルドー赤は1本もなく。(最低価格でも220ドル、軒並み2000ドル越え。無理。)ブルゴーニュ赤なら予算内が数本。古めでブルゴーニュ当たり年の1997年をチョイス。すごーーくいい香り!今まで飲んだブルゴーニュの中では断トツ。(まだ数本だけど。)はまったらどうしよう。高いのに、フランスワイン。



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周りのテーブルは3コースメニューが多く、中でも、多くの人が頼んでいた以下のディッシュが目を引いた。

鮪のタルタル (Ahi Tuna Tartare)
  目の前で混ぜ合わせるパフォーマンスつき 
キャビア (Caviar)
  プラス $70~150
ロブスターのパイ包み (Maine Lobster Pot Pie)
  プラス $35、包み焼きされたパイを開いて盛り付けてくれる
神戸ビーフ3種盛り (Japanese Kobe Beef Trio)
  プラス $100

プラスしていくと Tasting Menu よりどんどんお高くなるんだけど、それでも満足度は高そう。



何だか文句ばかり書いてる風だけど、決してそんなことはなくて。総合的な感想は、レストランをリピートしたがらない私が 「また来たい」 と思えるレストラン。「次はこれを食べに来よう」 と思えたレストラン。雰囲気は Fleur de Lys ほど重すぎず、でも十分贅沢な気分に浸れる。サービスはもちろん完璧で高圧的な感じもなく、気持ちよく食事ができる。大切な記念日を夫とここで過ごせて、満足度は花まるなレストランでした。ありがとう、Michael Mina。


Michael Mina
http://www.michaelmina.net/restaurant.php?restaurant_id=7
(旧)
Westin St. Francis
335 Powell Street
San Francisco, CA 94102

(新)
252 California Street
San Francisco, CA 94111
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by shina_pooh_at_sfo | 2007-11-23 06:44 | レストラン


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