No.1196 「薬をお茶で飲んではいけない」は本当?

幼い頃から言われている「お茶で薬を飲んではいけません」の教え。看護科出身の友人からも「絶対ダメ!」と言われたことがある。でも夫に、「どうしてダメなの?本当にダメなの?」と聞かれる度、明確な答えが出来ず。。で、調べてみた。

Drugs



以前は、一部の薬の成分(鉄剤)がお茶のタンニンと反応してしまい吸収されづらくなると言われていたが、お茶に含まれるタンニンは少量で、お茶で飲んでも特に影響はない、というのが最新医学の常識、なのだそう。

むしろ気をつけたいのはカフェイン。カフェインが含まれる飲み物にはコーヒーや紅茶、緑茶やウーロン茶などがあるけれど、薬によってはカフェインによって影響を受けるものが多数ある(鎮静薬、血栓予防の抗凝血薬、痛風薬、咳止め、交感神経刺激薬など。詳しくはこちら。)


その他、薬との飲み合わせを気をつけたほうがいいものは以下。

ジュース(柑橘系、特にグレープフルーツジュース)
血圧を下げる高血圧の薬をグレープフルーツジュースで飲むと、薬の効き目が強くなってとても危険。その他、アレルギー治療薬、精神安定剤、免疫抑制剤でも効き過ぎる作用が起こる。一部の薬(抗生物質)はジュースで分解されたり吸収されにくくなったりする。胃腸薬も果汁の酸で効果が弱くなることがあるので避けたほうがよい。

牛乳
牛乳には胃酸を中和させる働きがあるため、腸溶剤(腸で溶けるよう工夫された薬)が胃酸で溶け、薬の効果が弱くなることがある。同じ理由で、一部の鎮痛剤など、胃に刺激がある薬に含まれる胃を保護する効果を阻害することがある。また一部の抗生物質など、牛乳のカルシウムと結合して体内に吸収されにくい構造に変化する薬もある。

お酒
アルコールで薬を飲むのは厳禁。睡眠薬を始め、薬の作用が弱くなったり強くなるだけでなく、アルコールで薬の成分が分解されたり、本来期待された効果以外の作用が表れることがあり、大変危険。


と、まぁ、薬の作用が弱くなっても強くなっても困るし、副作用が出て病気が悪化しても嫌だし。薬の成分によってどんな影響が出るかは素人には判断できないので、やはり「薬は水で飲む」ルールを守っておくに越したことはなさそう。


参考サイト:
All About 薬の飲み合わせ、お茶で飲んではダメ?(2005)
http://allabout.co.jp/gm/gc/303059/
web R25 第7回 お茶で薬を飲んではいけないってホント?(2010)
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/report/?id=20100720-00002960-r25
薬の飲み方・使い方 治療薬の飲み合わせ・食べ合わせ
http://gonzo.pupu.jp/drug/awase.html

※ところで皆さんは日本の薬とアメリカの薬、どれくらい飲み分けていますか?うちはもうほぼアメリカ頼り。ジェネリックなど安いんですもーん。
[PR]
by shina_pooh_at_sfo | 2012-06-22 09:16 | 病院&薬


<< No.1197 サンフランシス... No.1195 落ち着いたアイ... >>