No.1106 ベイエリア人気投票No.1フードトラック Little Green Cyclo@SF Bay Area

やや飽和化しつつあるフードトラックではあるけれど。ここだけは食べておかなきゃ。

先日サンフランシスコ・ベイエリアで行われた第一回 SF Eaters' Choice Awards。人気のフードトラック10車が集い、更に人気投票によるNo.1を決める祭典。輝かしいNo.1の栄冠に輝いたのは、ベトナムフードの Little Green Cyclo(リトル・グリーン・シクロ)。「サイクロ?」というと、夫に「シクロだよ」と教えられる。シクロはベトナムの自転車タクシーのことで、前に乗客が座り、後ろで素足サンダル帽子をかぶったおじさんがこいでくれる観光名物にもなっている乗り物。

Little Green Cyclo


Little Green Cyclo は、3人のベトナム人女性によって始められたフードトラック。金融ファイナンス、マーケティング、シェフという様々なバックグラウンドを持つ3人。皆かなり名のあるキャリアを持つようなのに、敢えてフードトラックを始めようと思った動機はなんだったんだろう。新鮮でローカルなオーガニック素材だけを使った伝統的なベトナム料理。容器や袋もリサイクル可能、コンポスト可能なものにこだわる。そして、売上げの一部を毎月様々な地域団体に寄付しているのだそう。

The Mobile Gourmet - Little Green Cyclo


一番人気はベトナムサンド Banh Mi (バイン・ミー)。ベトナムサンドは、柔らかめのフランスバゲットに、ハム、チキン、ポーク、パテなどを挟んだ庶民ファーストフードで、特徴は紅白なます風甘酢漬けと香草パクチー(うちは夫的に抜きますが)。日本人ならきっとはまるアジアの味。

(実は一度、フードトラックイベント開始1時間後に行ったら、すべてのベトナムサンドがとっくに売り切れ、、という憂き目に遭い、Little Green Cyclo の人気の高さを痛感。最近、サンカルロスのヘリコプターミュージアム(Hiller Aviation)で定期的に開催されているイベント The Mobile Gourmet で、メールによる事前予約を受けることがあり(ない時もある)、Little Green Cyclo が来ると知って迷わず予約!)


Banh Mi - Lemongrass Grilled Pork (added Farm Fresh Egg) ベトナムサンド - レモングラス・ポーク
6.50ドル+目玉焼き1ドルで7.50ドル。3ドル台の庶民ベトナムサンドを考えると破格だけど、大きさも十分で納得。パンが正統なベトナムサンドのパン。表面かりっと、中はふわふわ。ポークは香ばしく、パンが肉汁を吸い込んでおいしい。紅白なますはあまり主張せず、よくあるマヨソースも使われていない。でも美味しい。オプション追加した目玉焼きが半熟で、中からとろ~り黄味があふれて旨い。

Little Green Cyclo


Sweet Potato Tarter Tots スイートポテト・フライ
スイートポテトを使ったごつごつハッシュポテト。目新しいけどまあ普通。でも人気らしい。

The Mobile Gourmet - Little Green Cyclo


Pandan Waffle パンダン・ワッフル
デザートもどう?と勧められてワッフル。手渡された温かワッフルはほんのり緑色。シロップや粉砂糖のトッピングは何もないシンプルなワッフル。緑色は、東南アジアで栽培されるパンダンという植物のエキスだそう。焼きたての甘い香りにノックアウト。表面は適度にクリスピーで中はもちもち。お茶のような香りと、ほんのり甘いココナッツミルクの味。この素朴な優しい甘さ、たまらな~い。冷めても美味しくいただけて、実はこの日の一番ヒット。

Little Green Cyclo

ベトナムサンドとワッフル、そしてまだ試していないベニエ(揚げドーナッツ)、また近くにトラックが来れば買いに行きそう。(・・・でもやっぱり、ベトナムサンドにこの値段は高いかなあ。)


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この日、同じ The Mobile Gourmet イベントに来ていたもう一台のフードトラック Sanguchon。先日サンフランシスコ版ミシュランで1つ星に輝いたばかりのペルーレストラン La Costanera が運営するフードトラックということで、こちらもトライ。ポークロインとスイートポテトフライ、アイオリソースが入ったサンドイッチはまあまあ美味しい。でも Little Green Cyclo のベトナムサンドのほうがシンプルに美味しくて。しかも8ドルの値段を考えると割高感。

Sanguchon


初めて食べた Yucca Fries は、じゃがいもよりほくほく、肉厚で甘みもあり、まるで栗のようでとても美味しかった。これはいい。Yucca、覚えておこう。

Sanguchon

ミシュランへの勝手な期待が高まりすぎた感はあり。Little Green Cyclo と一緒に食べてしまったのもね。いえ、普通に美味しかったのだけれど。



以上が、ベイエリアNo.1フードトラックの感想。
フードトラックはどうしても割高だし、お目当てメニューが確実に食べられるとも限らないし、むしろ店舗を持つお店のほうが同じレベルのものを安く食べられたりする。正直、そろそろフードトラックの限界を感じつつある今日この頃。と、考え始めてはみたものの、きっとそこまでフードトラックの味やメニューや値段にこだわる人はごく一部なんだろうな、、偶然止まってるフードトラックを見つけたから、気軽に、手軽に、テキトーに。そもそものコンセプト通りに利用する人には、きっとまだまだ楽しいフードトラック産業、なのかな。


Little Green Cyclo
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Sanguchon
http://www.sanguchonsf.com/
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その他のベイエリアのフードトラックはこちら

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フードトラックだけでこの先ずっとやっていけるのだろうか、とは誰もが感じること。日々の天候(冬や雨季)によって客足の見込みは大きく変動するし、場所確保に神経をすり減らすのは想像以上に大変らしい。サンマテオに実店舗をオープンした Curry Up Now のように、やはりお店を持つことが将来的なライフプランになるのだろう、という記事。

Food truck operators opening restaurants
http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/c/a/2011/11/27/MNUQ1M3CGU.DTL

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by shina_pooh_at_sfo | 2011-12-03 03:06 | レストラン


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