No.1026 パソロブレス&サンタバーバラ ワインの旅 - ワイナリー編 その1 -

2011年5月メモリアルデーの週末に、やなまん大将夫妻と飲んべえワインの旅に出る。南に下って、1日目はパソロブレス、2日目はサンタバーバラ。どちらもカリフォルニアを代表するワインカントリー。

1日目。パソロブレス(Paso Robles)。サンフランシスコとロサンゼルスの中間あたりに位置し、ベイエリアからは車で3~4時間。代表的なブドウの品種は、なんといってもジンファンデル。豪快なBBQに合いそうなワイルドなワイン。最近はフランス・ローヌ品種の栽培も盛ん。前回訪れたTurelyは今回スキップして4軒のワイナリーを巡る。



■ Tablas Creek Vineyard (タブラス・クリーク・ヴィンヤード)

フランス・ローヌ地方シャトーヌフ・デュ・パプ(Châteauneuf du Pape)のワイナリー、シャトー・ド・ボーカステル(Château de Beaucastel)のオーナーがカリフォルニアに創設。

Tablas Creek Vineyard


パソロブレスの気候はローヌ品種を育てるのに理想的と確信し、シャトー・ド・ボーカステルから苗木をダイレクトに輸入、パソロブレスの地でオーガニック栽培。ワインももちろんローヌ品種をメインとし、シャトーヌフ・スタイルのワイン造りを目指している。

Tablas Creek Vineyard


今回パソロブレスで一番行きたかったワイナリーだけあって、いずれも期待を裏切らない。独特なローヌ白ブレンドは上品で落ち着きがあり、ローヌ赤ブレンドは深みのあるローヌ品種にカリフォルニアのパワフルさとチャーミングさが加わってこちらもいい。タンニンが強くどっしりした赤ワイン好きな私たちの毎回のお気に入りは、タナ(Tannat)と呼ばれる品種。果実味とスパイシーさは強いけどシラーほどではなく、濃くて上品、ほどよいタンニン。大満足。

Tablas Creek Vineyard

お気に入り
・2010 Patelin de Tablas Blanc  ($20.00) ローヌ白ブレンド
・2008 Esprit de Beaucastel ($50.00) ローヌ赤ブレンド
・2008 Tannat ($40.00) タナ




■ Justin Vineyards & Winery (ジャスティン)

Tablas Creek がローヌスタイルなら、こちらはボルドースタイルに注力するワイナリー。豪華な内装、テラスにレストランも併設するゴージャスな雰囲気。

Justin Vineyards & Winery


ただ、ワインは全体的に可もなく不可もなく。飲みやすいけど、可もなく不可もなく。対応してくれたスタッフもいまいちで、ワインの表現や説明に乏しい。ボルドーブレンドの ISOSCELES (二等辺という意味)は美味しかったけれど、この値段なら期待して然るべきお味。(そして、うちがコレクションしているタイルのコースターが、相場の1.5倍の値段!ぐー!買っちゃったけど。)

Justin Vineyards & Winery

お気に入り
・2008 ISOSCELES ($62.00) ボルドーブレンド




■ L’Aventure Winery (ラヴァンチュール・ワイナリー)

15年間フランス・ボルドーでワインを造ってきたフランス人醸造家 Stephan Asseo 氏が、パソロブレスに魅了され、パソロブレスでワイン造りを始めたワイナリー。ロバート・パーカー氏も "A Frenchman who has captured the magic of Paso Robles." と評する。この壁画には一瞬えっ、、、と引いてしまったけれど。

L'Aventure


しかしワインは美味しかった。Stephan's "Paso Blends" と言われるカベルネ・ソーヴィニヨンとシラーのブレンド Optimus や Estate Cuvée は大将好み。一方、うちはローヌブレンドがお気に入り。ローヌブレンドなんだけど、Oh、これぞパソ!というパワフルでジャミーな Côte à Côte。テイスティングでもらえたのは、リーデル社のステムがない "O" シリーズのグラス。しかもシラー用。さすがなこだわり。お客さんも多く、人気のワイナリー。

L'Aventure

お気に入り
・2010 L'Aventure Côte à Côte Rosé ($30.00) ローヌブレンドのロゼ
・2008 L'Aventure Côte à Côte ($85.00) ローヌ赤ブレンド




■ Claiborne & Churchill Winery (クレイボーン&チャーチル・ワイナリー)

パソロブレスを後にし、更に南下したサン・ルイス・オビスポ(San Luis Obispo)郊外にあるワイナリー。観光的なワインカントリーでない地域にも関わらず大変な賑わい。人気のほどが伺える。

Claiborne & Churchill Winery


フランス・アルザス地方のリースリング(Riesling)、ゲヴュルツトラミネール(Gewürztraminer)、ピノグリ(Pinot Gris)といった、どちらかというと甘めの白ワイン品種を、ドライなスタイルで造ることに定評がある。

Claiborne & Churchill Winery


ドライ・リースリングもドライ・ゲヴュルツトラミネールも、単体で飲むと、ふーん、確かにドライな甘口ワイン、という程度だったけれど、最後におまけで飲ませてくれたドライ白ブレンドが美味しくて。Dry Riesling、Dry Gewürztraminer、Pinot Gris、Dry Muscat のブレンドは、フルーティさと酸味と、余韻の長さとマスカットの甘さが絶妙。思わず、うちもやなまん家もお買い上げ。デザートワインのオレンジ・マスカットも美味しかった。どっしりパワフルなワインが多い一日だったので、最後にすっきり甘口ワインで締めくくれて幸せ。

Claiborne & Churchill Winery

お気に入り
・2010 Edelzwicker "Proprietors' Blend" ($16.00) 白ブレンド
・2008 "Classic" Pinot Noir, Edna Valley ($28.00)
・2010 Douce Amie "Sweet Orange Muscat" (ハーフ $16.00)



一日が終わり、パソロブレスに来たのにジンファンデルを1本も飲んでいないことに気づく。あらら。


Tablas Creek Vineyard
http://www.tablascreek.com/
テイスティング料: $10.00 で 7種類(グラスつき)
Justin Vineyards & Winery
http://www.justinwine.com/
テイスティング料: $10.00 で 5種類(グラスつき)
L’Aventure Winery
http://www.aventurewine.com/
テイスティング料: $10.00 で 4種類(リーデル "O" グラスつき)
Claiborne & Churchill Winery
http://www.claibornechurchill.com/
テイスティング料: $5.00 で 6種類+おまけ1種類

※2011年6月現在の情報です。
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by shina_pooh_at_sfo | 2011-06-10 04:47 | ワイン&ワイナリー


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