No.1017 サンフランシスコ発 TCHO チョコレート工場見学ツアー@San Francisco

幾何学的な4色のデザインが特徴的なサンフランシスコ発祥のチョコレートメーカー TCHO。その TCHO がチョコレート工場見学ツアーを始めたと聞き(しかも現在は期間限定で無料ツアー)、喜び勇んで足を運ぶ。

TCHO



場所はサンフランシスコベイに沿う Embarcadero の Pier 17。いかにも工場風の建物に、大きく TCHO の文字。

TCHO


チョコレート工場見学と言えば。かつてバークレーにチョコレート工場があったカリフォルニア発祥のチョコレートメーカー Scharffen Berger が Hershey 買収され、観光スポットでもあったチョコレート工場見学もなくなり残念に思っていたので、この TCHO の工場見学は懐かしさを伴った喜び。



さて。TCHO とは、「Technology meets CHOcolate」 から発案されたブランドネーム。シリコンバレーで始まったチョコレートという意味や、チョコレート革新を技術的に追い求め続ける探究心など、いろんな思いが込められている。よくある質問、発音は「チョウ(choh)」。

TCHO


事前に予約していたツアーリストにサインをすると、衛生上のヘアネットが渡される。ひげが生えている人には耳にかけるビアードネットも。

TCHO


1回のツアー参加者は30人程度。最初に雛壇になった長椅子に座って、TCHO の歴史やコンセプト、チョコレートに関する説明を受ける。パソコンのスライドショーを使った説明は分かりやすく、テクノロジーをアピールするだけあるなと感心。カカオの木、カカオの実、カカオからチョコレートになるまでの行程、カカオの実があんなにカラフルなことや、カカオもワインのブドウのように発酵(Fermentation)させることも知らなかった。

TCHO


TCHO のチョコレートで大切なのは「風味」の概念。カカオ豆から感じられる香りを表したチョコレート業界標準の The Flavor Wheel を、TCHO バージョン、6つの風味にまとめたのがこれ。カカオのパーセンテージや原産国で表示するより風味で表現したほうが、消費者は分かりやすく興味を持ち、食べてみたくなるでしょう?という考え方。現在 TCHO が出しているのは ChocolateyCitrusNuttyFruity の4種類。残りの EarthyFloral はまだ安定した味を出すのが難しく、現在研究中なんだとか。




説明の後は工場見学。工場に入ると、ふわーっとチョコレートの甘い香りが鼻腔をくすぐる。(カメラ撮影禁止なので写真なし。)


最後にチョコレートテイスティング。チョコレートの正しいテイスティング方法を教えてもらう。あ、これ、以前Miyukiさんが紹介されていた「チョコレートの味わい方」だ。

  1. ぱきっと半分に割り(そうすることで香りが立つ)、香りをかぐ。
  2. (チョコレートが冷たすぎるなら)手で少し温め、口に含み、舌の上でゆっくり溶かしながら質感と味を楽しむ。

こうして正しくテイスティングすると、ただばりばり食べた時には感じられなかった風味、つまり本当にナッツやシトラス、フルーツの味が感じられる!Chocolatey は濃厚なチョコ味、Nutty はローストしたナッツ風味、Citrus はレモン味が、Fruity はパパイヤやバナナの味がする。でも、ナッツやフルーツを加えている訳ではなく、純粋なカカオ豆からの「風味」というのが驚き。後味の余韻も楽しい。一通り食べた後、夫はブラインドで全てを見事当ててみせる。(舌が鋭いのだ。うらやましい。)現在はダークチョコレートのみだけど、ミルクチョコレートも近々販売計画中。



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TCHO は現在サンフランシスコで唯一のチョコレート製造会社なんだそう。(Scharffen Berger も Joseph Schmidt も Hershey に買われ製造拠点はイリノイに、Ghirardelli もスイス大手 Lindt に買われイーストベイに工場が移り、Charles は倒産してしまったし、、、と。でも、フェリービルディングに入っている Recchiuti は?)Starbucks のプライベートラベルを作ったり、Naia のジェラートバーのチョコフレーバーに使われたり、着々と展開中。

スイスやベルギーのチョコレートと比べると、そこはやはりアメリカのチョコレートの味だけど、ローカルで頑張る企業は応援したいですね。

TCHO


TCHO Factory Tour チョコレート工場ツアー
http://www.tcho.com/where-to-buy/tour
月から日まで毎日、10:30AMと2:00PMの1日2回。要予約。上記リンクよりチケット購入。無料。(ただし無料なのは期間限定でいつまで続くかは不明。今のところ5月末までの無料チケットは購入可能になっています。)8歳以下の子供は、最初の説明には参加できるが工場見学はできない。つま先の出たサンダルのような靴はNG。


TCHO(チョウ)
http://www.tcho.com/
Pier 17 (on Embarcadero)
San Francisco, CA
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by shina_pooh_at_sfo | 2011-05-23 08:22 | ベイエリアお出かけ


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