No.954 2ドルワイン対決!Two-Buck Chuck vs. Three Wishes

誰もがご存知、"Two-Buck Chuck (2ドルワイン)" の愛称で有名な Trader Joe's の Charles Shaw (チャールズ・ショウ)。これに対抗するように、2010年末に Whole Foods が同じく2ドルワイン Three Wishes を販売開始。強気なプロモーションメッセージは "Chuck the Chuck!" Two-Buck Chuck をほおり出せ!

そりゃ、飲み比べたくなるってもの。インターネット上にも、飲み比べた記事やブログがたくさん。

$1.99 Wines



Two-Buck Chuck は2009ヴィンテージ。一方、Three Wishes はノンヴィンテージ(いくつかの年のワインをブレンドしている)。

Chardonnay (シャルドネ)
Three Wishes は香り控えめ、ややケミカルな感じがする。Charles Shaw のほうがフルーティで適度な苦味あり。きんきんに冷えているときはこんな感じの違いがあったけれど、温度が落ち着いてくると正直どっちもどっち。樽の香りはどちらも弱くて、よく言えば飲みやすい。個人的には Charles Shaw のほうがやや好み。

Cabernet Sauvignon (カベルネ・ソーヴィニヨン)
カベルネはダントツで Charles Shaw に軍配。ブラインドで飲んでも違いは歴然。 Charles Shaw は、安いなりにカリフォルニアのカベルネの特徴をよく表現していて、深みはないもののフルーティでパワフル。Three Wishes は薄っぺらいプラムジュースのようで、夫は「日本で飲む安いワインみたい、、」と。

Merlot (メルロー)
Three Wishes は香りにケミカルなものを感じ、味は薄っぺらい。ただ、良くも悪くもジュースみたいで、軽く飲むには飲みやすい、と夫。(特に2日目。)Charles Shaw はフルーティ。2日目までおくと酸化が感じられるが、フルーティさはむしろ増す。でも、メルローはどちらもいまいち。



結果、総合的に Charles Shaw に軍配。
深みやタンニン、複雑さは期待できないけれど、「カリフォルニアのxxxと言えば、こんな風でこんな感じ」という典型的な特徴を表現しようとし、比較的成功していると思う。これで2ドルなんだからすごい。根強い人気と評価は伊達じゃない。飲み比べた人たちの評価もおおむね共通。

さすが、"Two-Buck Chuck"。


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"The smaller our carbon footprint,
the more sustainable our environment."


Whole Foods の Three Wishes のワインボトルは、持ち上げると驚くほど軽い Eco-Glass を採用。ボトルに使うガラスの量を25%削減して重さを軽くし、輸送にかかる燃料を削減することで、環境に優しく、という取り組み。飛行機や大型トラックが重いものを運ぶことで排出する二酸化炭素(carbon dioxide)量が切実な問題になっている今、このエコへの取り組みには大きな拍手。

Trader Joe's の Charles Shaw も、エコグラスとは明言はしていないけれど Whole Foods のと同じくらい軽くなっていて、数年前のボトルと比べると歴然。企業にかかる輸送費にも影響するだろうし。(ボトル自体を作る費用はどうなんだろう?)

ただ、ワインに与える影響は不明。Eco-Glass のサイトには "the wine inside is just as good." とあるけれど、ガラスが薄くなれば光や温度の影響を受けやすいだろうし、割れやすいし。・・・2ドルワインにそこまで気は使わないだろうけれど。

Eco-Glass
http://eco-glass.org/home.html
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by shina_pooh_at_sfo | 2011-01-22 15:23 | ワイン&ワイナリー


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