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No.949 見た目はショウガ、名はアーティチョーク、正体はイモ?菊芋(サンチョーク)

この一見生姜のような野菜、Jerusalem Artichoke(エルサレム・アーティチョーク)、別名 Sunchoke(サンチョーク)と呼ばれている。アーティチョークとは似ても似つかないけれど。日本にもある野菜だそうで、和名は菊芋(キクイモ)。(知りませんでした。)

Sunchoke


芋は芋でも通常の芋類とは異なり、でんぷん質はほとんど含まれない。主成分は食物繊維とイヌリンという多糖類。Wikipediaによると、

イヌリン(inulin) は自然界においてさまざまな植物によって作られる多糖類の一群である。(中略)イヌリンは砂糖や他の炭水化物と比較して3分の1から4分の1程度のエネルギーしか含まず、脂肪と比べても6分の1から9分の1程度のエネルギーしか含まない。さらに、カルシウムの吸収を促進し、おそらくはマグネシウムの吸収も促進する。また、腸におけるバクテリアの活動を増進させる。

Miyukiさんのブログにも、「血糖値を下げる効果が大で、天然のインシュリンとも言われるほど。肥満や食べ過ぎの予防にも効果あり。他にも、お通じを良くする、肌をきれいにする」などとあり(むしろそれを拝読したので)、単純だけど飛びついた。

菊芋の旬は冬(11月~3月)。メジャーな野菜ではないものの、最近ようやくグローサリーストアで時々見かけるようになったので、挑戦。


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下準備やレシピは、日本語の「菊芋」でも検索できるのが嬉しい。ごぼうのように包丁の背で皮をこそぐ。やや繊維質で、"しゃくしゃく" という擬音がぴったりの切り心地。アクが強く、えぐみがあるそうなので、少しだけ水にさらす。(イヌリンは水溶性なので、さらしすぎると水に溶け出してしまうので注意。)


角切りにしてバター醤油のホイル焼き、太めの千切りできんびら菊芋、薄切りをシンプルにグリルして塩、の3種類。いずれもほくほくとした食感はじゃがいもに近く、味もアクのあるじゃがいもみたいで美味しい。

Sunchoke


アメリカのレシピで一番多かったのはスープ。こちらのレシピを参考に、サンチョークのポタージュ。風味を生かすため、チキンストックではなくベジタブルストックを使い、あえて濾さずに牛乳もクリームも加えず。味はセロリルートとじゃがいもの中間のような感じ。ごぼうのような土臭さと野菜の甘さも。仕上げに少し落としたトリュフオイルもGOOD。(後ろはフライドオニオンチップ。)

Sunchoke Soup


最後は煮物。焦点が手前の里芋に当たってますが、後ろのごろんとしているのが菊芋。長めに煮ると水っぽい蕪の食感に近くなり、芋のほくほく感はなくなる。里芋好きな夫は「やっぱり普通の芋がいい」と。確かに、菊芋の特徴や食感を一番楽しめるのは炒め物やグリルかもしれない。

お煮しめ with Sunchoke


菊芋、個人的にはとても気に入りました。なんといってもイヌリン効果に期待♪
ちなみに、他にイヌリンを含む食べ物は、チコリ、ガーリック、リーク、ごぼう、アーティチョークなど。ただし食べ過ぎるとガス化するそう。経験のある方、、、いますよね。

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■ 菊芋(エルサレム・アーティチョーク、サンチョーク)

選び方
11月頃から収穫されるので、旬は冬。しっかりと硬いものを選ぶ。小さくてもでこぼこが少ないほうが皮が剥きやすい。

保存方法
冷蔵保存。常温で置いておくと、1週間ほどでカビが生えたり、干からびてフカフカになったり、皮を剥くと臭くなったりする。

調理方法
生で漬物、和え物、サラダ、焼く、煮る、揚げる、蒸すなどいろいろ。ただし、イヌリンは水溶性なので、煮物にした場合は汁も一緒に飲むようにするとよい。揚げるとイヌリンを閉じ込めることができる。
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by shina_pooh_at_sfo | 2011-01-07 15:47 | アメリカの野菜


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