No.916 カエルも飛びます、秋ナパ@Napa

秋ナパ。

■ Napa Wine Company (ナパ・ワイン・カンパニー)

Opus One の隣にある Napa Wine Company が運営する共同テイスティングルーム。多くの造り手がここの醸造設備を利用して(Custom Crush Facility)ワインを造っている。カリフォルニアワインの重鎮かんちゃん手がける個人向けオーダーメイドワイン Crushpad の元祖商業版。このテイスティングルーム、数年前までは "Cult Wine Central" と呼ばれていたはずなんだけど、その呼び名は今はURLにしか残っておらず。

Napa Wine Co.


自分では醸造設備を持っていないワイナリー、などと決して侮れない。ナパ・ワイン・カンパニーのカスタム・クラッシュを利用したワインメーカーは、もはや伝説的なワインメーカー Helen Turley (ヘレン・ターリー)やワイン造りの女神 Heidi Barrett (ハイジ・バレット)、『Bryant Family (ブライアント・ファミリー)』 や 『Pahlmeyer (パルメイヤー)』 などの錚々たるワイン、次世代カルトワインと呼び声高い 『Ghost Block (ゴースト・ブロック)』 なども世に送り出している。ナパ・ワイン・カンパニー自身もナパに自社畑を所有し、ワインを造っている。

Napa Wine Co.


以前は様々な造り手のワインをテイスティングできたのが、現在は1つの造り手のみのセレクションから5種類を選ぶようになっていた。この週の造り手は Michael Pozzan。テイスティング料25ドル。

Napa Wine Co.

・2007 Annabella Chardonnay ($14)
・2008 Michael Pozzan Gold Series Zinfandel ($22)
・2007 Annabella Cabernet ($15)
・2008 Michael Pozzan Cuvee 14 Cabernet Sauvignon ($20)
・2007 Marianna ($45)

ワインはどれもまあまあ、という感じ。

それよりも。対応してくれたお姉さんが素人で、質問しても的を得ない返答ばかり。このテイスティングルームには期待していただけに非常に残念。(1つの造り手しか飲めないのも残念だったけれど、これはサイトにも載っていたことで調査不足。)

実は、私たちをどっぷりワインに引っ張り込んでくれた、今はもう日本に帰国してしまった恩人夫妻が、"Cult Wine Central" だった頃にここで出会ったのがハイジ・バレット手がける 『Showket (ショーケット)』 という素晴らしいワイン。Showket について尋ねてみると、既に生産を中止したのだそう。代わりに、現在ハイジ・バレットが手がけているのが 『Lamborn (ランボーン)』 。110ドル。そういうワインをテイスティングしてみたかったな。





■ Frog's Leap (フロッグス・リープ)

カエルがびよーんと飛び跳ねるラベルで有名な Frog's Leap

Frog's Leap


最初にフロッグス・リープがスタートした場所がカエルの養殖所跡地だったこと、創設者兼ワインメーカーのジョン・ウイリアムズ氏がワイン造りの修行を積んだのが Stag's Leap だったことにちなんで、Frog's Leap。ウイリアムズ氏(というかフロッグス・リープ)は、私でも知っているくらい、ナパのオーガニック栽培の第一人者としても名声高い人物。

Frog's Leap
飛びます、飛びます。

テイスティング客で賑わうワイナリー。予約なしで訪れたけれど気持ちよく対応してくれて、庭の見えるテラス席に案内。そう、ここはテーブルに座ってのテイスティング形式。20ドルで4種類のワインにおつまみ付き。高騰ナパにあってこれは嬉しいサービス。

Frog's Leap

・2009 Frog's Leap Sauvingnon Blanc, Rutherford ($18)
・2007 Frog's Leap Merlot, Rutherford ($34)
・2006 Frog's Leap Rutherford ($75) GOOD!
・2007 Frog's Leap Petite Sirah, Rutherford ($35)

メルローは、ハーブや茎の感じはあるもののあまりメルローっぽくなく、でもまろやかでよい。夫が気に入ったのが3番目のカベルネ・ソーヴィニヨン。クラシックなナパのカベルネらしい、ダークフルーツのどっしりとした味わい。プティ・シラーはまるでブルーベリージュースを飲んでいるようで、これもプティ・シラーらしくはないけれど面白い。

・2009 Frog's Leap Pink, Rutherford ($14) GOOD!
・2008 Frog's Leap Zinfandel, Napa Valley ($27) GOOD!

するとワイナリーの人が「ほかに飲みたいのある?冷えたロゼやジンファンデルもなかなかいいよ」と気前よく注いでくれる。ロゼは66% Zinfandel、34% Valdiguie (Napa Gamay) のブレンド。ほの甘くて女性好み。美味しい。お勧めのジンファンデルも、王道ジンの香り、フルーティさと適度な軽さ。ブレンドが似ているからか Ridge のジンファンデルみたい。


ワイナリー自慢の庭を散歩。トマト、ナス、きゅうり、ペッパー、フェンネル、キャベツ、ケール、チャード。見事に育った野菜たち。柿やイチジクの果実もたわわに生っていて、作物を育てる才能を見た思い。Green Thumb。だからきっとブドウも美味しいんだね。

Frog's Leap

断然人に勧めたくなる気持ちのいいワイナリー。「風見鶏」ならぬ「風見カエル」もお見逃しなく。この後本日のメインイベントに続く。


Napa Wine Company
http://www.cultwinecentral.com/
Frog's Leap
http://www.frogsleap.com/
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by shina_pooh_at_sfo | 2010-10-18 14:22 | ワイン&ワイナリー


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