No.876 ボランティアの心 アザラシの世話

アメリカはボランティアが盛ん。夫の会社でも定期的にボランティアの募集があり、人気のボランティアはあっという間にいっぱいになるそう。そんな人気のボランティアのひとつが、動物系。前回のオークランド動物園のボランティア(ゾウエリアのお掃除)に引き続き、今回参加したのはアザラシやアシカの世話のボランティア(Taking Care of Seals and Sea Lions)。



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場所は、サンフランシスコのゴールデン・ゲート・ブリッジの3km北、海が見渡せる高台に建つ The Marine Mammal Center。

Volunteering at The Marine Mammal Center


The Marine Mammal Center は、傷ついた海洋哺乳類の救助、保護、治療、リハビリ、そして再び海へ返す活動を行う民間非営利団体。あわせて、海洋哺乳類(特にクジラやアシカ類)の研究や教育にも力を入れており、世界中から研究者が集まる世界的にも有名な施設。

Volunteering at The Marine Mammal Center



最初の仕事は、元気になったアザラシを海に返すため、ケージに入れて体重を量り、トラックに積み込む作業。つい立でアザラシをケージに追い込み、一方では他のアザラシが逃げないようつい立で遮る。

Volunteering at The Marine Mammal Center


たくさんの人間にアザラシたちも興味津々。「なんだよ、なんだよぉ、おまえら。」

Volunteering at The Marine Mammal Center


アザラシは1匹40kg前後。ケージを持ち上げるだけで重労働。

Volunteering at The Marine Mammal Center


そういう仕事こそ、ボランティアのし甲斐あり emoticon-0165-muscle.gif

Volunteering at The Marine Mammal Center



他には、流動食状の餌を大きな注射器に詰める作業。

Volunteering at The Marine Mammal Center


アザラシの食道までチューブを押し込み、注射器から餌を搾り出して食べさせる作業は、さすがに職員スタッフにしか出来ない熟練の業。

Volunteering at The Marine Mammal Center


餌用の冷凍された魚をひとつひとつほぐし、ミキサーで粉砕しやすいように頭と尻尾と背びれを包丁で切り離す作業。充満する魚の生臭さで気分が悪くなり、これは辛かった、、

Volunteering at The Marine Mammal Center



お昼を挟んで午後も作業。長時間で疲れたけれど、これが施設の方々やアザラシたちの役に立つと思えば頑張れる!子供にボランティアを経験させようと、親子で参加する人も多い。いろいろ勉強にもなるし、また機会があれば参加したいです。

Volunteering at The Marine Mammal Center
楽チ~ン♪(頭についてるブルーは餌をあげた印のチョークです。)





The Marine Mammal Center
http://www.marinemammalcenter.org/

傷ついた海洋哺乳類の救助、保護、治療、リハビリ、そして再び海へ返す活動を行う民間非営利団体。あわせて、海洋哺乳類(特にクジラやアシカ類)の研究や教育にも力を入れている。

保護している主な動物は、カリフォルニア・アシカ(California Sea Lion)、北ゾウアザラシ(Northern Elephant Seal)、太平洋ゴマフアザラシ(Pacific Harbor Seal)、オットセイ(Fur Seal)、イルカ(Dolphin)、絶滅の危機に瀕している南ラッコ(Southern Sea Otter)、唯一哺乳類でないウミガメ(Sea Turtle)。自然界でサメなどに傷つけられるものもいれば、人間による違法な銃撃、船との衝突、魚網のもつれ、海に投げ捨てられたプラスチック等のごみによる怪我、海に流された汚染物による中毒もとても多い。人間に慣れ過ぎてしまうと自然界にうまく戻れないため、治療やリハビリに関する人の手は最小限に留めている。

The Marine Mammal Center を訪れると、施設の仕組みや海洋動物の見学、職員やボランティアの作業内容の見学など、無料でツアーを実施してくれる。動物園とはまた違った教育的ツアー。学校の子供や大人たちへの海洋環境に関する教育支援活動は毎年10万人を超える。
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by shina_pooh_at_sfo | 2010-07-12 12:16 | アメリカのイベント


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