アメリカはボランティアが盛ん。夫の会社でも定期的にボランティアの募集があり、人気のボランティアはあっという間にいっぱいになるそう。そんな人気のボランティアのひとつが、動物系。前回のオークランド動物園のボランティア(ゾウエリアのお掃除)に引き続き、今回参加したのはアザラシやアシカの世話のボランティア(Taking Care of Seals and Sea Lions)。
----- 場所は、サンフランシスコのゴールデン・ゲート・ブリッジの3km北、海が見渡せる高台に建つ The Marine Mammal Center。 The Marine Mammal Center は、傷ついた海洋哺乳類の救助、保護、治療、リハビリ、そして再び海へ返す活動を行う民間非営利団体。あわせて、海洋哺乳類(特にクジラやアシカ類)の研究や教育にも力を入れており、世界中から研究者が集まる世界的にも有名な施設。 最初の仕事は、元気になったアザラシを海に返すため、ケージに入れて体重を量り、トラックに積み込む作業。つい立でアザラシをケージに追い込み、一方では他のアザラシが逃げないようつい立で遮る。 たくさんの人間にアザラシたちも興味津々。「なんだよ、なんだよぉ、おまえら。」 アザラシは1匹40kg前後。ケージを持ち上げるだけで重労働。 そういう仕事こそ、ボランティアのし甲斐あり 他には、流動食状の餌を大きな注射器に詰める作業。 アザラシの食道までチューブを押し込み、注射器から餌を搾り出して食べさせる作業は、さすがに職員スタッフにしか出来ない熟練の業。 餌用の冷凍された魚をひとつひとつほぐし、ミキサーで粉砕しやすいように頭と尻尾と背びれを包丁で切り離す作業。充満する魚の生臭さで気分が悪くなり、これは辛かった、、 お昼を挟んで午後も作業。長時間で疲れたけれど、これが施設の方々やアザラシたちの役に立つと思えば頑張れる!子供にボランティアを経験させようと、親子で参加する人も多い。いろいろ勉強にもなるし、また機会があれば参加したいです。 楽チ~ン♪(頭についてるブルーは餌をあげた印のチョークです。) The Marine Mammal Center http://www.marinemammalcenter.org/ 傷ついた海洋哺乳類の救助、保護、治療、リハビリ、そして再び海へ返す活動を行う民間非営利団体。あわせて、海洋哺乳類(特にクジラやアシカ類)の研究や教育にも力を入れている。 保護している主な動物は、カリフォルニア・アシカ(California Sea Lion)、北ゾウアザラシ(Northern Elephant Seal)、太平洋ゴマフアザラシ(Pacific Harbor Seal)、オットセイ(Fur Seal)、イルカ(Dolphin)、絶滅の危機に瀕している南ラッコ(Southern Sea Otter)、唯一哺乳類でないウミガメ(Sea Turtle)。自然界でサメなどに傷つけられるものもいれば、人間による違法な銃撃、船との衝突、魚網のもつれ、海に投げ捨てられたプラスチック等のごみによる怪我、海に流された汚染物による中毒もとても多い。人間に慣れ過ぎてしまうと自然界にうまく戻れないため、治療やリハビリに関する人の手は最小限に留めている。 The Marine Mammal Center を訪れると、施設の仕組みや海洋動物の見学、職員やボランティアの作業内容の見学など、無料でツアーを実施してくれる。動物園とはまた違った教育的ツアー。学校の子供や大人たちへの海洋環境に関する教育支援活動は毎年10万人を超える。
by shina_pooh_at_sfo
| 2010-07-12 12:16
| アメリカのイベント
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