2010年5月10日(月) 小雨のち晴れ
■ 場所: Germany München (ミュンヘン)、Croatia Dubrovnik (ドゥブロヴニク) ■ 移動: 飛行機 ■ 宿泊: Hotel Lapad (ホテル・ラパッド)@ドゥブロヴニク ★★★★ 90.00 EUR (ダブルルーム、朝食つき) 本日のイベント ・ミュンヘン見学 ・「アドリア海の真珠」ドゥブロヴニク クロアチア共和国は、アドリア海を挟んでイタリアの対岸に位置する。クロアチアの最南端に位置するドゥブロヴニク(ドブロブニク)は、「アドリア海の真珠」と謳われ、旧市街が世界遺産として登録。現在は国際的な観光地となっている。宮崎駿のアニメ映画『紅の豚』の町並みのモデルのひとつになったことでも有名。 ----- 6:30 朝6時半に夫が起きて、クロアチアへの飛行機が予定通り飛びそうなことを確認。安心して二度寝、7時半起床。 8:30 ホテルをチェックアウト、ホテルに荷物を預け、地下鉄に乗る。道中で不吉な新聞を発見、、(実はこの前日、火山灰の影響でミュンヘン空港は閉鎖されていた。)今日の飛行機が無事飛びますように。 9:00 レジデンツ Residenz。バイエルン王国を統治したヴィッテルスバッハ家が住んでいた宮殿。1918年にバイエルン王政は崩壊したが、このレジデンツはその2年後に一般公開される。第二次世界大戦で大きな被害を受けたものの、40年に渡る修復工事を行ない、ほぼ元の姿を取り戻している。ほとんどすべての部屋に金細工が施され、豪華絢爛な宮殿。ベルサイユ宮殿みたい。1階と2階あわせて100以上の部屋と広間があり、とにかく広い。綺麗だったな。広すぎだけど。 10:30 ヴィクトリエン市場 ViktualienMarkt 。マリエン広場の少し先で開かれている市場で、入り口付近は軒を連ねたお店の集まり、奥に進むと野菜、果物、チーズ、花などがファーマーズマーケット風に売られている。青と白のポール「マイバウム(5月の木)」は、ドイツで春の訪れを祝って5月に町や村の広場に立てるものだそう。(ここには一年中立ってるらしいけど。) 朝食にお目当てのものを発見。カリーヴルスト Currywurst。焼いたソーセージにケチャップベースの酸味あるソースとカレー粉をかけたB級グルメ。ベルリン名物だけど、ドイツでは比較的どこででも食べられる。駄菓子屋のような安っぽさを思わせるソース。これが美味しい!ドイツで食べた物の中で一番美味しいかも?(笑)ポテトもほくほく、ソースにつけるとうまうま。さらにお店をはしごして、夫は昨日気に入ったビール&レモネードを、私はドイツ風チーズケーキ、ケーゼクーヘン Käsekuchen をゲット。甘さ控えめ、ふわっとしたベイクドチーズケーキ風。まぁ、、取り立てて感想はなく。やはりドイツのお菓子。ああ、ドイツでバームクーヘン食べ忘れた。大失態。 11:00 マリエン広場の新市庁舎 Neue Rathaus の仕掛け時計が動き始める時間。32体の等身大の人形が踊る、ドイツ最大の仕掛け時計。広場は観光客でいっぱい。スリの格好の餌食になりそうなほど、みんなじーっと上を見上げて待ってる。しばらく始まらないなーと思っていたら、くるくる動き出した。ふーん、なるほど・・・、途中で撤収。 昨日と同じく歩行者天国ノイハウザー通りを歩いて帰る。やはり露店はまばら。そもそもそんなに露店で賑わう通りではなかったみたい。勝手な思い違い。でも旬のホワイトアスパラガスはたくさん売られていた。ドイツ語だとヴァイス・シュパーゲル Weiß Spargel。2kgで10ユーロ。換算すると、1lbあたり2.95ドル。え、Whole Foods のひょろながホワイトアスパラガスより安い。買って帰りたーい。 11:45 ホテルに荷物を取りに戻る。クロアチアへの飛行機は飛んでいる様子。ミュンヘン駅から空港まで郊外電車で約50分。駅近ホテルを取ってくれた夫に感謝。 13:00 ミュンヘン空港、・・・すごい混雑。前日空港閉鎖だった影響か。こういう事態は予測しなきゃいけないね。事前搭乗手続きはしてあったけど、50分並んでようやく荷物を預けられる。でもこれ、ドイツだから比較的整然としていたのかも、と思う。これがイタリアやスペインだったら・・・。 空港でドイツ最後のレモネードビールを堪能する夫。じょわっ。 15:15 クロアチア行きの飛行機は20分遅れで離陸。両側2列ずつの小さいルフトハンザ機 Lufthansa。機内食で軽いチーズサンドイッチが出る。 16:40 ドゥブロヴニクに到着。うー、わくわくしてきた。さすがに暖かい。クロアチア語は「č」とか「š」とか見たことのない文字がたくさん。100ユーロをクロアチアの通貨クーナ KN に換える。1ユーロ=7.2クーナ、10クーナ=1.8ドル、、、毎回計算するのも大変なので、即席あんちょこ換算表作成。 17:30 市内へは空港シャトルバス Atlas を利用。乗り場は空港を出るとすぐに見つかる。バスだと1人35クーナ、タクシーだとピレ門まで250クーナ。次の飛行機の到着も待って出発。 18:00 ピレ門 Pile Gate のバスターミナル到着。このピレ門が今後ドゥブロヴニク観光の拠点になる。ここでローカル路線のバスに乗り換える。バスのチケットは、街角の売店で購入すると8クーナ、乗車時に払うと10クーナ。有効期限はないので、確実に乗る回数分をまとめて購入。チケットは、売店の他にピレ門そばのバス会社 Libertas のチケット売り場やピレ門バスターミナル、ホテルの受付でも購入できる。 シャトルバスを降りた瞬間、ホテルの客引きおばさんに勢いよく声をかけられる。夫がドゥブロヴニクについて調べてた情報によると、この客引きおばさんは有名らしい。悪いホテルではないらしいのだが。 さて、バスに乗ったはいいが、正確にバス路線を把握しておらず、バス停もあったりなかったり。運転手さんのアナウンスもない。もしかして、、と思ったときには遅く、降りるバス停を逃してしまう。幸運なことに、ぐるっと回ってホテルのバス停付近まで戻ってくるバスラインだったので、運転手さんに教えてもらい、一度乗り換え、無事ホテルに到着。。(ちなみに、バスチケットは初乗りから1時間以内であれば何度でも乗車可能。) 19:00 ホテル Hotel Lapad (ホテル・ラパッド)。全面ガラス張りのレストランに屋外プール。ラグジュアリーな雰囲気。なんと目の前が豪華クルーズ客船の停泊港。観光地だけにクルーズ旅行は大人気。バスの運転手さんもそうだったけど、クロアチアの人はドイツやイタリアほど英語が得意ではなさそう。公用語はクロアチア語。クロアチアは英語発音でクロエィシア。 20:00 夕食を旧市街のレストランでとるため、ホテルからバスに乗ってピレ門へ。ピレ門が旧市街への入り口になっている。翌日の夕食はドゥブロヴニクで一番有名なレストラン Restaurant Nautika にしたいと思っていて、とりあえず値段を見にレストランに立ち寄る。入り口にあったメニューボードの値段は、なーんだ、普通の値段だ、ということで、その場で翌日ディナーの予約を入れる。 ピレ門をくぐり旧市街へ。中央のメインストリート、プラツァ通り Placa。ライトアップされた石造りの旧市街は幻想的で美しい。観光客も多い。 メインストリートの両側には細い裏路地への道がいくつものびている。基本、碁盤の目のようだし、ストリート名がついているので、インフォメーションでもらった地図さえあれば迷わない。 レストランがテーブルを所狭しと並べている風景も印象的。 そんな裏路地の奥まった一角、今日の目当てのレストラン Restaurant Dubrovnik に到着。口コミサイト TripAdvisor 一押しのレストラン。2Fのテラスに上がるとお客さんは2組のみ、、ちょっと不安になる。単品メニューを選ぶのが面倒で、130クーナ(23.4ドル)の肉のコースと150クーナ(27ドル)の魚コースを注文。飲み物も簡単に地ビールで。クロアチア語でビールは Pivo ピヴォ。かわいい。クロアチアは新鮮なシーフードが有名と聞く。味は正直、可もなく不可もなく。少しがっかり。付け合せでついてきたもちもちのパンは、もち米くらいもちもちで美味しい。 Restaurant Dubrovnik Ulica (Street) Marojice Kaboge 5, 20000 Dubrovnik 22:30 レストランでデザートも食べたけど、帰り道はやっぱりアイスクリーム。だってドゥブロヴニク、歩いてる人の3人に1人はアイス食べてるんだもん。ヘーゼルナッツ味とチョコチップ味(2スクープ)はどちらもしゃりしゃり系。美味しいけれどイタリアンジェラートには敵わない。 23:00 ホテルに戻り、夫はバーでボンベイ・サファイアをロックで。いつからそんな酒飲みになったんだ。 異国の魅惑のドゥブロヴニク。飛行機が飛んでよかった。クロアチア1日目終了。 ----- ドゥブロヴニクのホテルは、旧市街に歩いていける好立地のヒルトンがありますが、当然高級ホテル。旧市街の中には安い民宿系がありますが、石畳の坂道を荷物を持って上らなければならないため、ピレ門からバスを利用するホテルが多いです。 Hotel Lapad もそのうちのひとつ。ただし、Hotel Lapad はバスの乗り降りが分かりにくかったので、もし泊まることがある方のために参考までに残しておきます。(英語口コミサイトでも、バスが分かりにくいとのレビューあり。) ピレ門から Hotel Lapad までは、6番もしくは9番のバスに乗ります。ホテルまでは10分くらい。右手に湾を見ながら右折し、船やクルーズ客船が見えてきたら降りる準備を。バス停はありませんが、ホテルを少し過ぎた辺りで止まります。湾が右側、ホテルは左側です。バスは観光客で大変込み合うので、ホテルの看板も見逃しがち。最初はバスの運転手さんに教えてもらうといいと思います。 逆にピレ門へ行くときは、ホテルの前からは乗車できません。バスで来た道を湾沿いに3~5分歩き、四差路に突き当たったら道を渡って、ピレ門方面の道路脇で待ちます。ここにも明確なバス停はありませんが、道路に大きく長細く「BUS」と書かれてあるので見つけてください。大抵人が待っています。バスは15分おきに運行しています。 黄色の★が下車するバス停(Hotel Lapad 前)、 緑色の★が乗車するバス停。
by shina_pooh_at_sfo
| 2010-05-28 23:34
| ヨーロッパ 2010
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