No.849 Europe 2010 5日目 イタリア (ピエモンテ) その2

2010年5月7日(金) イタリア2日目の続き
本日のラストイベントは、「Barbaresco 2007 のリリースイベント・ディナーに急遽参戦」です。
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17:00
昨日同様、ホテルのお兄さんアレッサンドロにお薦めのレストランを教えてもらう。車で10分の Treiso という隣町にある地元料理レストラン。夫は看板犬ジョニーと遊んで、夕食までしばらくシエスタ。

20:00
お薦めレストラン Trattoria Risorgimento に到着。すると、今日はなんと Barbaresco 2007 ヴィンテージのリリースイベント・ディナーの日だと告げられる。1人45ユーロで、食事とリリースされたばかりのバルバレスコ24本が飲み放題。今なら2席だけ残っているという。疲れた胃で24種類ものバルバレスコを飲む自信はなかったんだけど、この辺りの評判のいいレストランはほとんどこのイベントに参加しており(予約制)、時間も時間で別のレストランを探すのは難しいかも、、ということで、えいやっ!と参加を決定。

※なぜ 2007 ヴィンテージが今頃リリースかというと。Barbaresco を名乗るには、リリースまでに最低でも2年(うち1年は樽の中で)熟成させなければならないという厳格な規定がある。2007年の秋にブドウを収穫してワインを造り、リリース出来るのは早くて2009年末。毎年5月から6月が Barbaresco のニューリリース時期となる。


ずらりと並んだバルバレスコは壮観!

Il Barbaresco a Tavola

テーブルには1人2グラスと、テイスティングノートも用意されている。

Il Barbaresco a Tavola


8時半頃からぞくぞくとお客さんが集まり始め、ようやく揃ったのが9時。子供や赤ちゃんもいるのに、やはりイタリアはみんなのんびり。家族ぐるみの大グループがほとんど。当然みな地元民。主催者のお兄さんがイタリア語で説明を始める。「バルバレスコ」という単語以外、理解できず。みんな拍手。


前菜はピエモンテ名物 Vitello Tonnato ヴィッテロ・トンナート(茹でた子牛の薄切り肉にツナ入りマヨネーズソース)。美味しいけれど、ツナソースは赤ワインにあわなかった、と思うぞ。期待に反して意外と合うじゃんと夫は思ったらしい。

Il Barbaresco a Tavola


メインは Fritto Misto alla Piemontese (ピエモンテ風フリット・ミスト)。これがすごかった。野菜や肉に始まり、デザートまで、なんでもかんでも揚げてしまう豪快なピエモンテ伝統料理。

Il Barbaresco a Tavola


驚くことなかれ、このラインナップ。全21種類。サーブされた順に、

   ・野ウサギ
   ・脳みそ (おそらく野ウサギ)
   ・骨付きラム
   ・牛の甲状腺
   ・カリフラワー
   ・ソーセージ (ピエモンテ名物 Salsiccia サルシッチャ)
   ・豚肉
   ・フェンネル
   ・ナス
   ・ひき肉状の内臓ミートボール (ピエモンテ名物)
   ・レバー
   ・チキン
   ・豚足
   ・牛のゴールデンボール (ボーイズのダウンアンダーと言われた・・・)
   ・カエル
   ・ズッキーニの肉チーズ詰め
   ・モッツアレラチーズ
   ・脊椎
   ・アマレッティ (甘いリキュールに漬けたアーモンドプードルのビスケット)
   ・リンゴ
   ・甘いセモリナ粉を固めたお菓子


お姉さんが揚げたてをトレイに載せて次々と運んでくる。具材を聞くたびに、「えぇぇ?!」と驚くことしばしば。確かにバルバレスコはジビエに合うと聞くけれど、、、

Il Barbaresco a Tavola

衝撃的だったのはカエル。中華でも見かけるので食べられる自信はあったのに、小ぶりで皮と骨の割合が多いカエルは、ありえないゲテモノ臭、、、(涙)泥臭いとか、そういう次元を通り越してる。夫も私も撃沈。人生で食べたものの中で確実にワースト3に入るであろう味。ピエモンテの人みんながゲテモノを食べるわけではなく、パスしてる人も多かった。(こんな本格的なフリット・ミストのコースも珍しいだろうし。)

でも、お料理は総じて大満足。カラッと揚げられた肉はどれも柔らかく、野菜も揚げ物にあうものばかり。激甘アマレッティも、酔った勢いでぺろり。食後のジェラートとエスプレッソがまた美味。


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そうそう。肝心のバルバレスコ。最初は「全部は飲めないだろうな」なんて言ってたけど、2つのグラスを持って1番&2番、3番&4番、、、と注いでもらっては、ノートを取りながら黙々と飲み進める。

周りを見ると、ほとんどワインを飲まず、楽しそうに食事メインで談笑してるグループもいたけれど、私たちと同じように真剣にテイスティングしてノートを取っている人も多かった。


結局少量ずつながら24種類を制覇。夫と私が好きだったのは、9番 Castello di Verduno、15番 Cantina del Rondò、22番 Socré。特に22番。ワインを注いでくれてたブドウ栽培農家のお姉さんとそんな立ち話をしてると、「あなたの後ろに座っている人、22番のワインメーカーよ。」と教えてくれる。えーっ!

ここまでくれば何かの縁。値段を聞くと、なんとお手頃15ユーロ。アメリカでバルバレスコなんてすごく高いのに。本来この場で販売はしてなかったのに、お姉さんに通訳を頼み、購入を取り付けてもらい、ラベルにサインをもらい、握手までしてもらって、大満足の1本ゲット。

Il Barbaresco a Tavola Il Barbaresco a Tavola Il Barbaresco a Tavola
9番、15番、22番のワイン


0:30
ほろ酔いでホテルに着いたのが深夜の0時半。(他の地元のお客さんはべろべろだった。)バルバレスコの地でバルバレスコのリリースパーティ。ゲテモノ揚げ物。24種類のバルバレスコ。お気に入りのワインと偶然にもそのワインメーカー。いやー、生涯忘れられない貴重な体験。

Il Barbaresco a Tavola
Trattoria Risorgimento
Viale Rimembranza, 14, 12050 Treiso
+39 0173 638195


一生忘れられないカエルとバルバレスコの夕べ。イタリア2日目終了。


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今回のリリースイベント、主催は午前中に訪れた Enoteca Regionale del Barbaresco

Barbaresco 2007 リスト覚書き。飲む順番も考えられていて、後にいくほどタンニンが重くなっていく。() 内は産地。Barbaresco は明確な Barbaresco 地区のブドウで造られなくてもいいんだ。

01 Ca' du Rabajà (Barbaresco)
02 Orlando Abrigo (Treiso)
03 Cantina del Pino (Barbaresco)
04 Ca' del Baio (Treiso)
05 Fratelli Grasso (Treiso)
06 Prunotto (Treiso)
07 Fontanabianca (Neive) 072.gif
08 Adoriano (S. Rocco Seno d'Elvio)
09 Castello di Verduno (Barbaresco) 053.gif
10 Sottimano (Neive) 072.gif
11 Mauro Bussi (Treiso)
12 Albino Rocca (Barbaresco)
13 Angelo Negro (Neive)
14 Cà Du Luin (S. Rocco Seno d'Elvio)
15 Cantina del Rondò (Neive) 072.gif053.gif
16 Fratelli Mainerdo (Neive) 072.gif053.gif
17 Cascina delle Rose (Barbaresco) 072.gif053.gif
18 Cascina Saria (Neive)
19 Luigi Giordano (Barbaresco)
20 Michele Chiarlo (Barbaresco)
21 Cascina Longoria (Neive) 053.gif
22 Socré (Barbaresco) 072.gif053.gif
23 San Cristoforo (Neive)
24 Ca' Rome' (Barbaresco)

072.gif が夫のお気に入り
053.gif が私のお気に入り
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by shina_pooh_at_sfo | 2010-05-24 23:57 | ヨーロッパ 2010


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