No.848 Europe 2010 5日目 イタリア (ピエモンテ)

2010年5月7日(金) 晴れ、ときどき小雨

■ 場所: Italy Alba (アルバ)
■ 移動: レンタカー(大きな移動はなし)
■ 宿泊: Agriturismo Casa Ressia (アグリツーリズモ・カサ・レッシーア)@アルバ 80.00 EUR (ツインルーム、朝食つき)

本日のイベント
・バルバレスコのワイナリー La Spinetta
・バローロ、バルバレスコの町巡り
・Barbaresco 2007 のリリースイベント・ディナーに急遽参戦

ピエモンテ州は、イタリア北西部の州で州都はトリノ。トスカーナに次いでイタリアを代表するワインの産地であり、バローロ(Barolo)、バルバレスコ(Barbaresco)という秀逸な赤ワインを造り出す。白トリュフもピエモンテの特産品で、アルバの町は毎年10月~11月に白トリュフ祭りで賑わう。ヘーゼルナッツもアルバの特産。初イタリアにしてピエモンテを選んだ理由はもちろんワイン


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7:00
起床。天気がよさそうでよかった。

8:00
ホテル Agriturismo Casa Ressia の朝食はビュッフェ形式。サラミや生ハム、チーズ、そしてお菓子がいっぱい。思ったより充実したビュッフェ。手前にあるのはホテルのお兄さん Alessandro アレッサンドロ手作りのタルト2種。これがめちゃうま☆フルーツタルトは、りんごとマーマレードが入ったさくっほろっとした食感。甘いけど絶品。「秘伝のレシピなんだ」とアレッサンドロ。右側は、自家製ヘーゼルナッツをケーキに練り込んで焼いたピエモンテの素朴な焼き菓子、トルタ・ディ・ノッチョーレ Torta di Nocciole。どちらも、今回の旅行で食べたスイーツ&デザートの中で断トツのお気に入り。重かった胃もどこへやら、おかわりせずにはいられない勢い。コーヒーは挽きたて入れたて。幸せな朝食。

Agriturismo Casa Ressia


9:00
バルバレスコのワイナリーを訪問すべくホテルを出発。GPS(カーナビ)に従っていくけれど、最初に1回曲がり角を間違えたのが命取りだった・・・。畑に落ちそうな細い農道に迷い込み、ホテルのすぐそばまで戻ってきたり(GPS、、、怒)。都会なら道を間違えてもGPSがリルートしてくれるけど、田舎は1本道がひたすら伸びていて、元の道に戻るのがとても大変なことを学ぶ。間違えたらすぐにUターンがベスト。30分で着くはずが1時間以上迷走。


10:15
アポイントの時間に遅れること15分。サイのラベルで有名な La Spinetta (ラ・スピネッタ)に到着。

La Spinetta

出迎えてくれたのはショートカットの気さくなお姉さん Manuela Rivetti マヌエラ・リヴェッティさん。La Spinetta の創業者のお孫さんで、セールス担当。ワイン自体にもとても詳しい。最初にワイナリーの話を聞きながら施設内見学。マスカット Moscato 造りから始まり、念願のバルバレスコに着手。数年前からバローロにも手を広げ、今ではトスカーナでサンジョベーゼ Sangiovese も造っているのだそう。ピエモンテ内でも指折りのハイテク大規模ワイナリー。

有名なラベルのサイは、中世ドイツの木版画家が実際は見たことのないインドサイ Indian Rhinoceros を、特徴を記した文章のみから想像し描き上げた画だとか。鎧のような皮膚やウロコに覆われた足はそのため。面白い。(後日、ロンドンの大英博物館にある原画を見ることができた。)ちなみに、バルバレスコのラベルにはこのサイが、バローロにはライオンが描かれている。

British Museum
"The Rhinoceros" by Albrecht Dürer, 1515, a drawing and woodcut, from the British Museum. 大英博物館にて撮影。

ワインのテイスティング。Barbera d'Asti 2種、Barbera + Nebbiolo ブレンド、Barbaresco 2種、Barolo 1種、Moscato d'Asti、計7本。バルバレスコ自体それほどたくさん飲んだことがないけれど、ただの Nebbiolo に比べ、やはりしっかりしたタンニンと複雑さ。「男性的なバローロ、女性的なバルバレスコ」と言われるが、ヴィンテージや畑によって必ずしも当てはまらないのも興味深い。バローロ、バルバレスコはさすがにお高く、、お土産に夫が気に入った 2007 Barbera d'Asti Superiore Binzo をお買い上げ。28ユーロ。


La Spinetta
La Spinetta
http://www.la-spinetta.com/


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ここからはバローロやバルバレスコを始めとする周辺の小さな町を巡るドライブ。いずれも車で15~20分圏内。ワイン産地であるピエモンテ州では、州立の Enoteca Regionale (エノテカ・レジオナーレ)という、その地区のお薦めワインを展示・試飲・販売する施設が町ごとに設けられている。それは便利。


12:00
バルバレスコ Barbaresco
とてもとても小さな町。バルバレスコの Enoteca Regionale は教会の中。ローカルな生産者のバルバレスコがずらり。胃の疲れもあり、せっかくだけどテイスティングはパス。ちょっとしたお土産だけ購入。

Enoteca Regionale del Barbaresco

Enoteca Regionale del Barbaresco Enoteca Regionale del Barbaresco
Enoteca Regionale del Barbaresco
http://www.enotecadelbarbaresco.it/

バルバレスコの名を世界に広めた超名門ワイナリーGAJA ガイヤ。残念ながら一般人は中には入れない。初めてGAJAという名を知ったのも初めてGAJAを飲ませてもらったのも、ベイエリアのお父さんPapさん(笑)

Gaja



13:30
グリンザーネ・カヴール Grinzane Cavour
アレッサンドロに「高台のお城がとにかく綺麗だから!」と薦められた場所。田園風景にあって厳格な雰囲気をたたえるレンガ造りの城 。

Castello di Grinzane Cavour

Castello di Grinzane Cavour Castello di Grinzane Cavour

高台から見渡す素晴らしいパノラマ。ピエモンテ旅行で一番の眺めだったかも。

Castello di Grinzane Cavour

レンガのお城の中が Enoteca Regionale になっている。美術館やレストラン、売店やイベントホールも備えた充実施設。ここの Enoteca Regionale はバローロやバルバレスコを含む広い地域のローカルワインを扱っている。夫はここでバローロをテイスティング。1杯4.50ユーロはお高め。何かの賞を取ったらしい特別ラベルで(イタリア語だからよくわからなかったけれど)、美味しかったらしく、まだバローロは買っていなかったからお買い上げ。31ユーロ。有名な賞だといいね。

Castello di Grinzane Cavour
Enoteca Regionale Piemontese Cavour
http://www.castellogrinzane.com/



14:30
バローロ Barolo
バルバレスコの町に比べてずっと商業的な雰囲気。いくつものワイナリーがテイスティングルームを開いている。残念ながらここの Enoteca Regionale は臨時休業中。本当に残念。少し小雨に降られる。

Barolo
Enoteca Regionale del Barolo
http://www.baroloworld.it/

商店でピエモンテ名産のお菓子をゲット。指で指しているのは「貴婦人のくちづけ」と呼ばれる、半円のクッキーでヘーゼルナッツ風味のチョコレートを挟んだ Baci di Dama バチ・ディ・ダマ。その他、アプリコットジャム入りショートブレッド風クッキーやヘーゼルナッツ・ニブ入りチョコ焼き菓子など。その土地の伝統菓子は食べとかなきゃね。

Barolo



15:00
セッラルンガ・ダルバ Serralunga d'Alba
古城の町。石畳を登っていく。ここには Enoteca Regionale はなかったけれど、時間が合わずお城の中にも入れなかったけれど、重厚な城と、洗濯するおじさんみたいな日常の光景が入り混じりなかなか。

Serralunga d'Alba
Serralunga d'Alba Serralunga d'Alba Serralunga d'Alba


アルバ周辺町巡り終了。それにしても自分があのバローロやバルバレスコの地に立ってると思うと感慨深い。どの町もGPSに町の名前を入力すれば、中心地に近づくにつれ「Centre」「Enoteca Regionale」「Info」の看板が出てくるので迷うことはない。これ以外にも有名な Enoteca Regionale として、モンフェッラート(Monferrato)、ロエロ(Roero)、ガッティナーラ(Gattinara)などがあるそうなので、ピエモンテ州ワインの旅をされる方はご参考までに。


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ピエモンテのブドウ畑で印象的だったのは、木の根元でふわふわ揺れる、たくさんのたんぽぽの綿毛。ふわふわ。ナパにはないなぁ、ああいう光景。あと、時々見かけた、畑に埋もれるように作業するおじいちゃんおばあちゃん。ナパに比べて斜面が急で手入れや収穫が大変そう。

Agriturismo Casa Ressia

黄色も素敵。

Castello di Grinzane Cavour

黄色といえば、珍しい黄色い藤の花を見かけた。房の形はまったく一緒。

Agriturismo Casa Ressia

色づいたピエモンテも素敵に違いない。白トリュフ祭りの時期にまた来ちゃう?

Barbaresco


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この後の夕食で、今回の旅行で決して忘れられないイベントが起こる。「その2」に続く。
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by shina_pooh_at_sfo | 2010-05-24 06:51 | ヨーロッパ 2010


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