少し前になんちゃって野菜好きになった夫がはまっていたビーツ(Beets)。重さ単位じゃなくて束単位で売ってるとつい大きいのを買いたくなるんだけど(貧乏性)、ビーツは大きくても3インチ(約7.5cm)くらいまでが美味しいらしいので、ぐっとこらえて小さい子を選ぶ。
調理方法は、茹でたりオーブンでベイクしたり。カリフォルニア料理の創始者と名高い Alice Waters (アリス・ウォーターズ)女史のレシピ本では、底に0.5cmほど水を張った耐熱皿にビーツを置き、アルミホイルでしっかり密閉して350F°で40分から1時間ベイクする方法が紹介されているけれど、個人的には茹でてもあまり変わらない気がする。なので、気が向いたときの方法で調理。ビーツ初めて編はこちら。 -+-+- まずは、yukinkoroさんのブログで見て心ときめいたビーツのスープ。ラブリー!かわいい☆思わずレシピをお伺い。普通の野菜スープと違ってビネガーやサワークリームが入ってるので、酸味がビーツの甘さを適度に相殺。ところがサワークリームがうまく溶けずまだらになってしまい。精進。 お次はロシアやウクライナの伝統料理ボルシチ。牛肉は臭みを取って旨みを閉じ込めるため塩を振って一晩寝かせ(赤ワインに漬けてもよい)、じっくり根気よく3時間煮る。野菜を投入して更に1時間。その間にビーツを茹でておいて、最後の5分でビーツを投入。1回目はきれいな赤が出なかったけど、再挑戦の2回目は鮮やかな赤に。(5分以上煮ると色が悪くなるそう。)ビーツの他に冷蔵庫に残った野菜がてんこ盛り。ビーツの甘さがスープにも溶け出して美味しい。たっぷりのサワークリームも忘れずに。 Miyukiさんのブログで見かけたレストランのビーツサラダを見よう見まねで再現。ビーツを食べてみたいという友人のために赤ビーツとゴールデンビーツの両方を用意。グリークヨーグルトに、ホースラディッシュ、ブラウンシュガー、レモン汁などをあわせてソースにする。ホースラディッシュ?と驚きだったけど、調べると実は甘いビーツと辛いホースラディッシュは定番の組み合わせみたい。 今回の目玉商品。今まで捨てていたビーツの茎と葉をお浸しに。茎を食べた瞬間夫と2人言葉を失い、思わず噴出す・・・だって、茎まであののビーツの甘さ!(笑)葉は普通の葉物なんだけど、茎部分は食感は蕗みたいなのに味は甘いなんて。本当に思わず笑っちゃう。醤油で辛めに煮詰めたのもいい端休めに。これまで捨ててたなんてもったいなーい。 いろいろ試したけれど、ローストして、オーガニックなら皮ごと、塩こしょうだけでシンプルに食べるのが実は一番好きだったりする。いつも皮をむく前に調理してしまうから、今度は生でもちょっぴりかじってみたい。ビーツは赤い汁が取れにくいので倦厭しがちだけど、慣れてしまえば美味しい野菜。色がつきにくい黄色いゴールデンビーツもあるけど、味の濃い赤ビーツのほうが断然好き。面白いなあ、アメリカの野菜。
by shina_pooh_at_sfo
| 2009-05-04 00:40
| アメリカの野菜
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